ハヤテのごとく第535話「うそにうそを重ねても真実にはならない」
冒頭4ページが素晴らしくまとまったこれまでのあらすじだった。
遺産を失うとナギが一文無しになること、紫子がロトの鍵を隠したのが王族の庭城であり、
そこに行くには王玉が必要だ。
その王玉の残数5つ:ハヤテ3つ,マキナ/咲夜:1つ、ワタル1つとなっている。
王玉は負の感情の爆発で、王族の庭城への道を開くことができる。
負の感情の爆発をどう起こすのかが問題で、ハヤテは本気の恋愛をして、振ることができれば、
可能なんじゃないか?と思い至る。
ハヤテに本気の恋愛をしてる人物というと西沢さんですね。
そんな人に「好きな人いますか?」と聞いたらハヤテは迂闊ですよ。
西沢さんもスイッチが入って、
私、まだハヤテくんのことが好きだし、
気持ちは変わってないし、
付き合って恋人になりたいし!
と捲し立て......。
うん。西沢さん、落ち着こう。
ハヤテも迂闊だったけど、西沢さんも迂闊だった。
でもそのぐらい積極的で、自分の気持ちを言えるんだったら、いつかハヤテにも届くんじゃないかな。
さすがにそこまで自分のことを思ってくれてる人を利用することはできない。
ここがハヤテの最後の良心っぽいよなー。
ナギの為で割り切ってやるなら、西沢さんを利用するのが一番だと思っていたりする。
ただ西沢さんは、そんな理由のハヤテと仮に付き合ったとしても、途中で見抜きそうな気配はある。
そうなった場合、負の感情の爆発に至らない可能性もある。
じゃあ、誰と本気の恋愛するのか。
ハヤテの結論は、マリアさん。
でも、マリアさんって......謎キャラですよ。
一番長く出てるはずなのに、実はなにもわかっていないに等しいキャラクターですよ。
そんな人と、どうやって恋愛関係になるのか。
可能性で言えば、ゼロじゃないんだろうけど、どうするんだ?
マリアさんなら「お嬢さまの為だったんです」といえば許してくれると、
ハヤテは考えているみたいだけど、それは......どうだろう。
ハヤテがひどいことをすると自身で自覚しているならば、その予防線を張ること自体が
ひどいこと出来ませんと言っているのに等しいと思う。
さて、本当にマリアさんと本気の恋愛をして振って、負の感情の爆発が起こせるのかどうか。
マリアさんと付き合ったら、ナギに気がつかれてそっちで負の感情の爆発が起きそうな気もする。
でも一方で、ナギからやや間違った情報をインプットされている千桜が、
「ハヤテくんがナギに愛の告白したってきいてさー」
ぐらいのノリでポロッといったことがキッカケで負の感情の爆発が起きそうな気もする。
そもそもなぜハヤテが王玉を3つ所持しているのか、そこが実は今後のポイントなんじゃないかな。
単純なアドバンテージではなくて、3度王族の庭城への道を開くことになるのでは?
ハヤテのごとく! 48 見えちゃいけない所が見えちゃうカード付き限定版 (少年サンデーコミックス) | |
畑 健二郎 小学館 2016-05-18 売り上げランキング : 1064 Amazonで詳しく見るby G-Tools |