ハヤテのごとく第534話「スキトキメイトキス」

久しぶりのルカ登場。
ハヤテに対して「あれからキスとかした？」と直球でぶっ込めるキャラクターは、それほどいない。
ルカとキスしてから誰かとしたかというと、牧瀬恋葉なんですけどね。
あの子の場合はある意味事故というかなんというか......だと思うんですが。
ハヤテを追求して、抉っていく感じはルカにしかできないような気もする。

そんな話をしている裏では、着替えるために出て行った千桜が戻るに戻れない状況なんですがね。

千桜はナギのマンガの手伝い。
手伝っていて分かるのは、今描いている話のモデルにハヤテがいること。
ナギの作ったネームは、ナギからハヤテへの好意盛りだくさんだからな......。
直球に、ハヤテのこと好きなのか？ と千桜がナギに聞いた。

実際問題、ナギはハヤテが好きです。
こういう形で、ハヤテへの好意を聞かれて認めるというのは始めてじゃないかな。
ナギの周辺はなんとなく察しているんだろうけど、それがちゃんとした恋愛感情なのかは判断しきる材料はない（マリアさん除く）。
ナギの口からちゃんと恋愛感情認めるのは珍しいと思う。

ナギから「最初に告白してきたのはハヤテの方だ」というエピソードが語られた。
千桜なら、ハヤテとナギの間に横たわる誤解という導火線に気がつくかと思ったら、そんなことはなかった。
千桜の中での、ハヤテの評価は「ロリコン」になりました。

一方でハヤテは、王族の庭城へ続く道を開くための、負の感情の爆発は、
恋愛感情から起こせるのではないかと考えついた。
誰かが激しく恋をしてフラレたら、それは負の感情の爆発となり、
王族の庭城への道を開く。
なら、自分が誰かと恋をしてフッたら......？

けど、ナギのために誰かと恋をして、それを一方的に終わらせるというのは、最低だと思う。
ただ、考えは間違っていない。
ハヤテが決定的に間違っているのは、その負の感情の爆発に繋がる導火線は、
ナギとハヤテの間に横たわっていて、火が着いていてちりちりと進んでいることだということ。

ハヤテとナギの間には「決定的」な勘違いがある。
それは時間を重ねる程に火は進み、爆弾を大きくしていく。
きっと気づかずに、爆発を迎える。

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