ハヤテのごとく! 522話「理想と現実はちがうけど　できるだけ理想に近づきたい」

今回読んでて知ったのは新連載の七割が一年で終わるということ。
確かに、サンデーだけじゃなくて、ジャンプやマガジン他の雑誌でも
一年間で多く新規連載始まり、既存作品、他新規連載作品と戦っていくんだもんな。
七割ぐらいは終わってしまうのか......。

長期連載の終わり方って難しいとは本当に思う。
BLEACHも最終章突入時には、一ヶ月近く休載して構想練っていたような？
それでもどうにかより良くラストを迎えられるようにやっていたら
数年経っているなんてよくある。

ハヤテのごとく！はどうなんだろう？
前半の千桜とナギのやりとりは、畑先生の悩みなんだろうと思う。

千桜から今年もあと三ヶ月なんだから、一本ぐらい投稿しろと言われて、
ナギは漫画を描くことに。
同人誌編では実体験や身近な出来事を参考にして描くことをしたので、
今回は修学旅行を元に描いてみることにした。

結果、相変わらず構想はレベルが高すぎる。

昔のナギなら頭の中に描いた物語をそのまま紙にぶつけていたけど、
32ページ漫画で実体験を活かしてどうにかするとなると
余分なところを削らないといけないなど考えている。

出来上がった漫画は、「万能執事ハヤ太くん」。
修学旅行はどこへいった？
それはおいておくとして、
中身はハヤテとナギが出会ったからの出来事を元にしたもの。
ネームはよくできると思う。
ただ、ハヤテはネームを読んで違和感を持ってしまった。

万能執事ハヤ太くんでは、お嬢さまと執事は最終的に恋心に気がついて
結婚するというハッピーエンドとなる。

この万能執事ハヤ太が、ナギの実体験を元に描かれているのであれば、
結末に彼女の願望が描かれていてもおかしくない。
なら、

「お互いの恋心」

とはなんだろう？　そうハヤテは思ってるだろう。
連載初期からのすれ違い。

ナギはハヤテに、ハヤテはナギに、恋心を抱いていると思っている。
けど、ハヤテはそんなことはない。
当事者同士はしらず、マリアさんだけがこの事実を知っている。

ついにハヤテがこれに気がつく時が来るのか。
ナギが気がついたら、そこから本当に最終章突入だろうな。

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