サジタリウスの矢の先へ。アド アストラ ペル アスペラ第一話B 「夜と霧」 このエントリーをはてなブックマークに追加 サジタリウスの矢の先へ。アド アストラ ペル アスペラ第一話B 「夜と霧」

前回はロボットに乗り込んで、敵に囲まれて絶体絶命な状況でした。
一話Aと今回の一話Bを合わせて、はじめてアド アストラ ペル アスペラの一話となります。
やっぱりAパートの時に感想を持ったように、すごく王道なロボットものです。

帝国の兵が本気で襲ってきている。
それに対してただロボットを動かして友達であるシャトーちゃんを止めようとしただけ。
そういったら、忍自身は助かる。

ただ、そうしたらシャトーちゃんはどうなる?
→まあ、タダじゃすまない。

自分が助かるか、友達を助けるか。
そんな決断が忍にはできない。
でも、友達であるシャトーちゃんは出来た。

忍が死ねばいい。

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シャトーちゃんは、そもそも葉月忍というAIB●の子を助けなければ、ペテルギウスになれた。
彼の言葉からすれば、昔、忍を助けることはきっとペテルギウスになるために繋がる行動だったんだろう。

彼からしたら、助けるべきでなかった。
忍からしたら、助けてくれた嬉しかった。
だから、忍にとって彼の言葉は重大な裏切り。


シャトーちゃんに裏切られ、帝国兵からは死刑を宣告され
どうにもならない。
そんな彼に新しい選択肢をくれたのは、同乗者のウサギ?だった。
シャトーちゃんとの会話を映像で記録していた。
それを帝国兵に見せてやれば、忍の無実は証明され、シャトーちゃんが裁かれる。
裏切られたんだから、その代償をシャトーちゃんに払わさせてもいい。

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でも忍はそれを選択せず、記録を削除した。
死にたくはない、それでもシャトーちゃんを助けるときめたのは自分で、
裏切られても見返りなんて求めてたりはしない。

やっばい、すっごくロボット系主人公だ。

そういう決断をした忍の心に打たれて、ウサギから美少女が出てきた。
あのうさぎは着ぐるみ的な位置づけだったのね。
この少女の名前は、わからないけど、彼女は彼女なりに何か目的があったらしく、
今の時点で姿をさらすつもりはなかった。
彼女はいった、「力の使い方を、教えてやる」と。

なにこのヒロイン......すごくつよいぞ。

忍が乗っていたロボットの外見は、アレで終わっていたわけではなくて、
箱のようなもので、外装で中身を隠していた。

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帝国兵を一刀両断したのは――ヴェルサイユ。
なにこの展開、すっごく好きなんですが......。


舞台は一気に宇宙へ変わる。
地球にいたはずなのに、ヴェルサイユが一瞬で宇宙へ飛んだ。
地球から脱出したのはいいけど、忍が死刑であることは変わらない。
それを回避するには皇帝に直訴するしかない。
忍をすぐに処刑だ!と判断した9801条は帝国の「世界平和と人命第一」という理念に反する。
だから、もしかしたら、皇帝が帝国法を書き換えてくれるかもしれない。
皇帝は、地球から射手座の方向三万光年先の帝国の首都にいる。
皇帝に会えても書き換えてくれるかは別の話だけど、それはDOGEZAでどうにかするしかない。

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すごく険しくて理不尽で、そして決してペテルギウス(偉大な星)になることはないけど、忍はやり遂げることを決める。
ヒロイン(名前不明)と三万光年先にある......かもしれない未来のために戦う。


やっぱり、すっごく、ロボット系だ!
いや、もうロボットアニメなんですよねこれ。
畑先生が好きなものを全部詰め込んで、畑先生なりのロボット系物語を書いたらこうなる!っていうのがすごいわかる。
そしてすっごく好きですこれ。


そんなわけで葉月忍による、 未来を取り戻すための 三万光年の旅が始まりました。
ハヤテの場合、物語の終了は『時間』 12月24日が来れば、ハヤテの物語は 自動的に終了となりますが、
忍の場合はそれが『距離』 三万光年先まで、生きてたどり着けたら 物語は終了となります。 長いですね~。
サンデーまんが家BACKSTAGE|畑 健二郎 Vol.421より


バックステージで言われているようにハヤテは12/24になれば終わります。
それと同じように、アド アストラ ペル アスペラでは3万光年の旅路が終われば終わる。
さらっといってるけど、結構大事なことですね。