信頼に応える在り方。 それが声優!鈴ちゃんと神谷さん このエントリーをはてなブックマークに追加 信頼に応える在り方。 それが声優!鈴ちゃんと神谷さん

はじめまして。
C86 サークル「はじめまして。」の新刊です。
今回の表紙デザインがすっごく好きです。

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さて、今回は双葉たちの中で一番しっかりしている印象の鈴がメインのお話です。
表紙を捲って、最初の双葉のカットが何とも悲しすぎるんですけど......。
大筋に入る前に四コマで気になったのが洋画の吹き替えの収録について。
てっきり登場人物の口パクにだけ合わせてあてるのかと思っていたんですが、
実際は原音を聞きながらやっているのを知りました。
ヘッドフォンから流れる英語を聞き、自分の担当人物のセリフを日本語で喋るという相当器用なことをされているんですね。
慣れるまでこれは混乱するだろうな。

今回、双葉、いちご、鈴、それぞれ悩みがあります。
双葉は仕事がなかったり、いちごは子役の演じ方で悩んだり、

特に一五歳の鈴に、リアルな一五歳を演じて欲しいとキャスティングが決まった。
一見すると、年齢が同じなのだから大変そうではないかと思えるんですが、
小さな頃から子役をやっていた鈴からすれば、「普通」ってなに?
運動会、文化祭、修学旅行は仕事で参加してない。
子役をやってたこともあって、それこそ普通の子供っぽい経験をしてこなかった。
だから、この「リアルな一五歳」というのは、非常にムズカシい。

鈴が共演するのが、神谷浩史さん。
ティエリア、絶望先生、阿良々木暦、リヴァイなどなど人気キャラを演じてる神谷さんですよ。
あの合言葉は「地球は一つ、おっぱいは二つ」の神谷さんです。
当然、あさのますみさんも畑先生も、神谷さんを描くにあたり取材してます。
たぶん、しゃぶしゃぶを食べながら?
取材されているということ、また巻末のあとがきで神谷さん自身も作内のご自身のキャラを確認しているらしいので、作内の神谷さんが発言している内容は、神谷さんが実際に考えていることなのだろうと思う。
だから、神谷さんがどれほど演じる作品を大事にしているのかがわかる。
神谷さんの作品や声優というもの考えを聞いた鈴が、何かを掴んでリアルな一五歳を演じようとする場面はとても印象的です。

声優としての鈴を助けてくれたのは神谷さんですが、鈴という人物を支えてくれていたのは、鈴の幼なじみのサヨちゃん。
この子良いキャラしてるよ。
明るく笑顔で、面白い性格してるのに、ホントに根っこのところではしっかりとしている。
ラストの方の鈴とサヨちゃんのやりとりから、この二人はいい友人なんだと思えた。

子役で悩んでいたいちごは、子供を観察して何かを得たのか無事に終わったみたいだけど、双葉の問題は根本的に解決はしてない。
いくらファンの人の支えで頑張ろうと思っても、仕事が入ってこない現実というのは変わらないわけなんだから。

最後に一点だけ。
畑先生が描き方を変えたのか、双葉が、あれ?こんなんだったっけ?となってしまった。
双葉だとは分かるんだけど、なにか違和感が......。

前回からチケット販売をやっている、イヤホンズのライブイベント開催はまだまだ先かな?