辛くても悲しくても夢を見せる。 それが声優! Ver2.00 このエントリーをはてなブックマークに追加 辛くても悲しくても夢を見せる。 それが声優! Ver2.00

公式ページ
はじめまして。

C82のサークル「はじめまして。」の新刊です。
実はタイトルロゴが変わってますね!
声の漢字が、マイクをモチーフにしたものになっていたり、!が変わっていたりという変化があります。
このあたりは、某アシスタントさんの仕事でしょうね。

ちょっとだけ本編と違うところを触れておくと、やはり畑先生の絵柄の変化でしょうね。
前回のC81のそれが声優!ver1.00は畑先生がハヤテのごとく!の休載前であり、
今回は休載後。
ハヤテでもかなり休載前後で、絵柄が変わっています。
実際はわからないけど、やっぱり休載期間中に相当絵の描き方を見直したんだと思う。
絵柄って、月日と共に変わっていく作家さんが多いけど、ハヤテ休載中約6週間でここまで変わったというのは、
かなりのことをしたんじゃないかなと。

さてさて、若干横道に逸れたので内容の方へ。

今回は1巻で予告されていた、webラジオ編。とはいっても、実際の所はwebラジオ開始前の準備といったところですね。
双葉、いちご、鈴の三人がwebラジオへ向けて準備を進めていくというもの。
......実は私は、ほとんどwebラジオ/ラジオを聞きません。
なんので声優ラジオというか、この手のものがどういうことをしていて、どんな雰囲気なのかを知らない。
それが声優!ver2.00を読んで思ったのは、やはり声優がしゃべるとなると、キャラ付けやネタ準備のあたりは非常に大事なんだな。

webラジオの準備といえる話とは別に、ドラマCDとアニメ化でのキャスト変更の話。
ドラマCDは、きよドラを作る前に読みたかったな。
完パケの話は、ちょっとだけ......思うところがあるが、同人だしなーとも思う。
作内で双葉が自分の演じたキャラで悶えていたけど、
作る側だと、自分たちが作成した話に、声がつくというのは非常に悶えるのですよ。
アニメとドラマCDのキャスト変更。
ああ、そうかーと思うところがあったり、同じ事務所での変更となると気まずさもあるのかと。

今回は、いちご、双葉、鈴の他にとても魅力的なキャラ。
汐留ヒカリがいい。
立場的には三人の先輩になるわけだけど、いろいろ場数を踏んでるので、
ああ、そういう仕事も声優さんするんだと思ったり、
先輩!!!そんなこと言わないであげてーーー!と思ってました。

個人的には四コマ漫画のタイトル「Orz」の話が前の話からの流れもあって
面白かった。
もちろん、Orzから続く第三部「フタフタ」も面白くて、
「それが声優!」ってのをうまくキャラに言わせたなーというのと、
言ったあとの「青春の流れ弾」もとてもよかったな。
汐留さーーん!

いろいろと省いていうと、声優というのは自分が辛くても悲しくても、
聞いている人に夢を見せるものなんだなというのが一番の感想です。

それほどひどいネタバレはしていません!(たぶん)
冬コミで3巻頒布ということなので、これまた楽しみ。

ところで、「それが声優!」アニメ化まだですか?