ハヤテのごとく！ 第296話「ルカ」

ハヤテとロボ的なもののバトルに巻き込まれて負傷したルカ。
当然、ハヤテは病院に連れて行く判断をした。
よかった......ちゃんと病院につれていく展開だった。
でも、ルカはそれを拒否した。
ルカ自身もハヤテが自分のことを心配してくれてることをわかってる。
だから、何事もなかったかのように立ってみせたんだろうな。

でも、実際は身体はダメージ受けてるわけで、ルカが思ってるようにはいかない。
本人は身体を鍛えてる、痛いのには慣れてる。といっているけど、
この二つは強がりじゃなくて、ホントだろう。

ルカはどうも仕事の休憩時間に、コミサンにきて自分の本が売れるかどうかを見にきたのか。
ルカに掛かってきた電話相手の言葉は「また面倒ごとに巻き込まれてるんじゃ」というもの。
やっぱりルカは巻き込まれ型ヒロインかな。
ルカにはルカの物語（ストーリー）がどこかで進行していて、ハヤテのごとく！の物語に合流したと感じだろう。

絶対に間に合わせますから。

ルカにとってハヤテの優しい言葉は、心が折れそうなもの。
ハヤテだけじゃなくて、他の誰かの言葉でも心が折れそうになるんだろうな。
そこまで自分の心が折れないように無理をしながらやってきたんだろうし。
とにかくルカにとって仕事は、無理をしてまでもいかないといけない場所。
病院にいったらたぶん既に休憩時間は終わってるんだろうから、
行きたくないんだろうな。仕事先に戻るのが遅くなってしまうから。

ハヤテはルカを背負って、ルカが提示した場所へ急ぐことに。
メイドスターのままだから、周りの視線は痛々しいし、その上ルカには女の子だと誤解されてる。
着いた場所は、公園？かどこかっぽいけど......。
しかもハヤテが「何か着替えを」となったら、
そのまま、こっちよ。とルカが案内してたけど、
まさか、ルカは段ボールとかを家にしてるのか！？

今のところハヤテのごとくで一番ルカに触れてるのは
第280話「It's DESTINY」になるのかな。
そのとき、ハルさんはルカのことを、
努力家、考えられないような不幸に襲われる、それを自分自身でなんとかする、
ハヤテのような人だと言っていた。

ハルさんの言葉は正しい。
ルカは基本的に巻き込まれ型ヒロイン。
この点に関しては、ハヤテと同じだと思う。
やっぱり、クリスマスイヴに両親に1億5千万の借金を押しつけられて、
お金持ちのお嬢様に拾われることもなく、
自分の力だけで、借金を返そうとしてるのがルカなんだろうな。

たぶんルカを象徴するのは
第280話「It's DESTINY」の中で出ていた「絶対に泣いたりはしないんだって！！」
のコマなんじゃないかな。まあ、このコマがあるページ自体がルカの象徴か。
ルカ自身を支えてる信念が何かはわからない。
けど、絶対に泣かない、心を強く持たないといけないんだろう。

彼女はずっと一人でこれまでやってきた。
どんな不幸が襲ってきても、一人で解決してきた。
それに対してハヤテはナギに拾われたことで、
ナギやマリアさん、ヒナギクたち白皇の生徒など、多くの人に囲まれていた。
たった一つの出会いがなかっただけの違い。
ホント、ナギに拾われなかったハヤテなんだな、ルカは。

それにしても、ルカはかわいいな。

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