ルカについて考えてみる。 ハヤテのごとく!  このエントリーをはてなブックマークに追加 ルカについて考えてみる。 ハヤテのごとく! 

ハヤテとルカを主人公として対比を考えてみる。

さて、第296話「ルカ」からちゃんと動き出した新キャラ、ルカ。
新キャラといっても初回登場からずいぶん経ちますが。
現状わかっていることを列挙してみると

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名前:ルカ 名字はまだ不明

クリスマスイヴに借金約一億五千万を背負った。
※第280話「It's DESTINY」で「サンタにさえ見捨てられたその日」
 と言ってることから推測
同人サークル「フライ・ドルフィン」をやってる。
不幸なことに巻き込まれやすい。
努力家
泣かない
なにかバイトしてる。
協力者がいるみたい

ここでハヤテに関しても簡単に。
名前:綾崎ハヤテ

クリスマスイヴに一億五千万の借金を両親に押し付けられた。
執事
不幸体質

わざわざハヤテを挙げたのは、
ナギとアテネが主(あるじ)としての対比関係とすると、
ハヤテとルカは物語の主人公としての対比関係にあるのかと
考えているからです。

共通部として、クリスマス・イヴに借金一億五千万円を背負ったことがある。
他にも不幸なことに巻き込まれやすいことがある。
端的にいえば、巻き込まれ型主人公/ヒロイン
大なり小なり、ハヤテと異なるところはあるけど、
一番大きくハヤテと違うのは「クリスマス・イヴ」に転機になる出会いがなかったこと。
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第280話「It's DESTINY」より

ハヤテがナギの屋敷でドタバタとやっていたころ、
ルカは何が起きても自分の力だけで解決してきたんだろう。
このあたりは不幸なことに巻き込まれやすい、自分自身でどうにかする
というハルさんの発言から推測できるかな。
ルカは自分の力で全てを解決しようと決めたハヤテだろう。

他キャラとの接点になり得る場所は?
ハヤテのごとく!には複数の物語(世界)が内包されている。
それらは
ハヤテの世界
ナギの世界
歩の世界
アテネの世界
ヒナギクの世界
などがある。
これらに加えて「ルカの世界」が追加されたことになる。
ハヤテのごとく!という作品とは別に語られることのない物語の主人公がルカである。

まだキャラの絡みがあまりないから、なんとも言えないが、
ハヤテのごとく!に含まれるそれぞれの世界同士を繋げるI/Fを考えると、
ナギ、西沢さんとヒナギクなら、喫茶どんぐり
ヒナギクとナギなら白皇。
といったように、共通で訪れる場所があった。
ルカの場合は「同人即売会」かな。場所と言うよりイベントだけど。
第296話の最後にハヤテがおそらく見ただろうルカの居住が
段ボールな家とかなら「ムラサキノヤカタ」も充分考えられて、他世界とのI/Fになるんじゃないか。

主人公からヒロインへ?
これまで彼女は自身の物語の中で、多少協力者の助けがあったのかもしれないけど、
基本的に自分自身で解決してきた。
強い心と意志でこれまで借金返済や普通では考えられないことを乗り越えてきたんだろう。
それがどんなものだったのかわからないけど、孤独な闘いだったんじゃないかと思う。

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第296話「ルカ」より
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第280話「It's DESTINY」より

296話「ルカ」ではハヤテの優しい言葉に、心が折れそうになってる。
これはあくまで自分の力でどうにかしてきたこと、
どれだけ辛くても絶対に泣かないと決めていたからなんだと思う。
決意といっていいものだろう。
だから、ハヤテの優しい言葉は今までの自分を支えていた決意を揺るがすものかな。
心が折れたら今まで自分を支えていたもの、自分が立っていた場所が崩れてしまう。
でも、ハヤテに対して「信じていい?」と聞いたのは、他人を頼ってもいいことや
きっとずっと張り詰めていたものが緩んでいくきっかけになるんだろうな。
それはこれからの話か。
ルカがそこまで心を強く持たなくて済むようになっていく過程で、
ハヤテに好意を抱いていくんだろうな。

まだ全然情報揃ってないので、
しばらくして読み返したら結構的外れなことを言ってたりしそうだな。

相変わらず自分が書いてる事は下記に既にある感じか。
ハヤテのごとく!280話「It's DESTINY」感想 ルカ もう一人のハヤテ - tanabeebanatの日記
ハヤテのごとく!296話「ルカ」感想 ヒロインに恋をする主人公 - tanabeebanatの日記

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