このつづきは、いつかまた。あねどきっ 最終話「この気持さえ」 このエントリーをはてなブックマークに追加 このつづきは、いつかまた。あねどきっ 最終話「この気持さえ」

あねどきっ 最終話「この気持さえ」

あねどきっ は今回で最終回です。
まあ打ち切りですね......。
河下水希先生の作品は、ここのところ続かないですねー

言いたくて言えなくて
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夜、洸太の部屋にやってきたなつきはおもむろに洸太の布団に潜り込む。
...ほんとに洸太に対して警戒心を持ってないよなー。
それだけ、洸太を年下の、弟的な男の子としか見ていないってことなんだけど。
洸太はわかっていないけど、ほんとに中学生で女子高生と同じベッドとか布団で寝るというのは、
素敵なことなんだぞ!!
それなのに、お前は、意外と見た目よりも重いとかいうな!

洸太は今の状況ならなつきに自分の気持ちを伝えられるんじゃないか?と思った。
でも、なつきが切り出したのは、

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なつきは奏と洸太のことが話したかったんだな。
彼女からみたら、奏と洸太のことは微笑ましい中学生カップルみたいなものかもしれない。
奏は何も言っていなかったと答えた。
いろいろあったけど、それはなつきにいうことじゃないし、
何よりも洸太がなつきいいたいのは、そういうことじゃない。

最後の朝
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最後の夜、なつきと一緒に寝る最後の夜。
でも、その夜は洸太がドキドキするものじゃなくて、どこか期待していたものとは違った。
いよいよ家を出るその日。
お世話になった家にお礼をいって、洸太たちは一緒に駅へ。
ちあきは家に愛着湧いて、泣いてた。

別れのその時が来た。
あっさりと、父親に促されて別れの挨拶をして、

終わり。

なつきと別れて、電車に乗り込んで、いつか撮ったプリクラをみて、

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洸太は走り出していた。
やっぱり嫌だ。
自分の気持ちをちゃんと伝えられずに別れてしまうなんて。

最後の? 最初の? キス
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なつきとちあきがいるホームまで洸太は走った。
ホームにいた彼女の名前を叫んだ。
ちあきはちゃんと察して、なつきを洸太のもとに向かわせる。

タイミング的にも今しかない。
このタイミングしかない!
でも、なつきの携帯電話が鳴った。
洸太の父親。
一度の着信音の割り込みで、タイミングも全て台無し。
絶好のタイミングすら、なくなってしまった。
なつきが洸太の父親が待っている次の駅まで送っていくことになった。

このままだと本当に何も言えずに、終わってしまう。
だから、洸太は告白した。

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奏のことよりもなつきのことが好きなんだ。
年下で、チビだけど、好きなんだ。

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ありがとうのお礼と、なつきからのキス。
洸太の気持ちがずっと変わらなかったら、もう一度聞かせて欲しい。
なつきの言葉をどう取るかだな。
今はまだ子供だけど、大人になるまで待っててあげるってことかな?
キスされたことは嬉しかったというか、ドキドキもの洸太。
確かに終わったかもしれないけど、気持ちそのままで洸太が成長したらもしかしたら、
そのときはもう一度者物語が動き出すかもしれない。


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コメント[1]

何度読んでも切なくなる場面ですね。時間をかけて育んで欲しい作品でした。