明かされるクルーエルの存在意味 黄昏色の詠使いVIII 百億の星にリリスは祈り このエントリーをはてなブックマークに追加 明かされるクルーエルの存在意味 黄昏色の詠使いVIII 百億の星にリリスは祈り

黄昏色の詠使いVIII  百億の星にリリスは祈り (富士見ファンタジア文庫)

正直すごい。
名詠式そのものにシステム構築について、シャオたちの口から語られるこの巻。
アマデウス、ミクヴェクスという二人の調律者の存在と、アマリリス、そしてクルーエルの関わり。
これまでの物語で伏線とされていたことが、今回明かされる。
アマリリスがなぜクルーエルに似ていて、彼女を心配するのか。
名詠式の門の向こう側の世界――名詠式で呼ばれるものは、どこからくるのか。その謎もわかる。
まさか、ここまでの世界を構築しているとは思わなかった。

名詠式関係以外だと、クルーエルが自分のネイトへの想いを認めたというのが非常に大きい。
そして、クルーエルの存在意味......アマリリスの優しさ。

とにかく、読んで欲しい一冊。