魔人探偵脳噛ネウロ　「第181話 嘘【悪意】」

人間の感情がわからないというネウロですら、笹塚の死で「死」というものを理解した。
彼が例えるようにチェスの手駒が盤面から消え、二度と戻ってこない。
その喪失感が近いのだろう。
でも、それに加えるなら、悲しみかもしれない。
ネウロにとって悲しみというのは非常に遠いものだろうし。

弥子の頭は冴えていた。
一体誰が内通者なのか。それを考えてある人の元に。

本城二三男。
本条刹那のことがあるから、シックスの言っていたことに当てはまる人物なんだよな。
そして、あれこれと思い出してみるとおかしな点は多々ある。
一度疑えば止まらない。
静かに弥子は思考していく。

弥子は本城二三男に、真意を尋ねる。
違うなら謝る。
そうじゃないなら......。

娘、刹那のことはシックスに関係しているのだろうから、
その大元シックスのことがあるし......。
いいなりになっているというのはおかしくないかもしれない。
けど、どうなのだろう？

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・警視庁内のスパイはまさかのあの人！?　－ネウロ181話 | MOON CHRONICLE

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