とある科学の超電磁砲第九話「七月二十一日1」 2008年電撃大王1月号掲載分ネタバレあり。
今回は御坂美琴が出てこないので、白井黒子を中心に。
前回善良な一般市民の自発的な協力(作内では一日前)をとりつけたことで、『幻想御手』の情報を入手。
佐天涙子がダウンロードしたのと同じ場所からダウンロード。
初春も黒子も半信半疑。確かに音楽を聴くだけで、能力のレベルが上がるとは信じられないから仕方がない。
本物かどうか、判断するには使えばわかること。
でも、副作用があるから、さすがに初春も戸惑うかと思ったけど、今まで黒子にやられたことに対して仕返しができるのではないかと考える。
だけど、その思考はだだ洩れで、
黒子と初春の力関係というか、上下関係を考えると仮に仕返しが出来ても、そのあとが怖そうだな。
それにしても、黒子は楽しそうだなー。
で『幻想御手』は業者に風紀委員が連絡して閉鎖するまでにダウンロードされた件数は、5000件。
えっと、これは、『幻想御手』が今までダウンロードされた総数でいいのかな?
当然、全員が全員『幻想御手』を使用したわけではない。また、ダウンロードできなくなってからは所有者金銭で売買しているとのこと。
まあ、当然か。
『幻想御手』の噂、そして入手先からダウンロードできなくなれば、お金を払って欲しがる人が出てくるしな。
黒子は、その取引がおこなわれる場所と時間のリストを貰ってひとつひとつ回っていくことに。
ホントは他の人間も動員したいのだろうけど、まだ実害であることの確証がないため上が動いてくれないらしい。
初春は、木山先生の見解を聞くために、連絡する。
気になるのは、音楽ソフトで能力のレベルを上げることが可能かどうか。
実際はかなり難しいらしい。
能力の強化はおそらく脳に影響を与えるシステムが使われてるということになる。
実際、学園都市としでは年単位でおこなわれること。
短期間で大量の電気的情報を入力するための、学習装置(テスタメント)が存在する。
だけど、学習装置は五感全部に働きかけるもので危険性も高い。
それだけのことをしないと、不可能なことをただか音楽ソフト、それも聴覚だけに作用するもので、同じ事ができるとは考えにくい。
初春は佐天涙子に連絡を試みるが、携帯電話には繋がらない。
その佐天涙子は、一人でふらふらと。
彼女は、『幻想御手』を所持している。
実際、彼女の能力レベルはわからないが、「最初はあたしでも能力者になれる夢のようなアイテムだって思ったけど」という下りがあるので、おそらく無能力者(レベル0)なんだろうな。
努力してもどうにもならない壁の存在、生まれ持った才能の差を受け入れないといけないのかという葛藤、
佐天涙子は知らないのかも知れないけど、御坂美琴は努力だけで超能力者(レベル5)になった。
話がすすんで、涙子が自分の思っていることを美琴に話せば、美琴が何か言うかも知れない。
なんらかの状況で、涙子が彼女の努力を知れば変わるかな。
そんな涙子は偶然、『幻想御手』の売買がされている現場を目撃する。売買と言っても、売り側が買い手側に値上げしたといってお金だけ巻き上げてたわけだが。
一回は関わるのはやめようと、風紀委員か警備員に連絡してその場から立ち去ろうとするがケータイは電池切れ。
売買やってた人間に見つかるけど、適当に誤魔化し、その場から去る。
けど、止めに入る。自分でもどうしてそんなことをしているかわからない。
暴力を振るわれそうになったところに、
リーダー格の男は、「何の力もねぇ非力なヤツにゴチャゴチャ指図する権利はねーんだよ」と涙子を笑う。
「貰い物の力を
自分の実力と勘違いしている
あなた方に
彼女を笑う資格はありません」
そう言って登場したのは、黒子。
初春から貰ったリストの場所をひとつひとつ回ってるときに、来たんだろうな。
相手が風紀委員だからといって、素直に応じる相手ではないわけで、
当然、実力行使へ。
黒子のテレポートを駆使すれば、戦闘にはかなり有利。
子分二人を倒して、リーダー格と対峙。
相手は恐れることはない。彼も『幻想御手』を使って、能力を強化してるんだろうな。
黒子は正面から突っ込んでくる相手の後ろにテレポートして攻撃を避けるが、いるはずの男がいない。
涙子の声で、後ろにいることをしって鞄で相手の蹴りを防ぐ。
攻撃に転じようとしてるのはわかるけど、相変わらず凄いところから金属矢を取り出すなー。
にしても、けしからん太腿だ。
なぜ、相手が自分の後ろにいたのかを考えるが、それよりも相手に集中する。
近距離から、相手の肩に金属矢をテレポートをさせて戦意を削ごうとするが、外す。
黒子のテレポートは、座標指定をしておこなうが、近距離でその指定を誤るはずはない。
何かがおかしい。そのおかしさが相手の能力なのか?
座標指定を誤らせることはその能力の効果の一部なんだろうけどなー。
次回で、御坂美琴が出てくるのか、それとも黒子が相手の能力に気がついてどうにかするのか?
案外、『幻想御手』の副作用で相手が昏睡するかも知れない......ないか。
黒子が相手の能力を見破って戦っていくほうが面白そうだな。
黒子の太腿はけしからん!(FC2 Blog Ranking)
とある科学の超電磁砲 1 (1) (電撃コミックス) | |
鎌池 和馬 冬川 基 メディアワークス 2007-11-10 売り上げランキング : Amazonで詳しく見るby G-Tools |