踊る世界、イヴの調律 黄昏色の詠使い 4 このエントリーをはてなブックマークに追加 踊る世界、イヴの調律 黄昏色の詠使い 4

踊る世界、イヴの調律 (富士見ファンタジア文庫 174-4 黄昏色の詠使い 4)

今回は実質的な、前回の続きでいいのかな。
<始まりの女>(イブ)、<空白名詠>、<その約束に牙剥く者>(アマリリス)、アマリリス真言などいろいろ言葉が出てきて、なんだか面白くなってきた。
クルーエルがいろいろと秘密をもっているというよりも、彼女の中にいる(?)アマリリスが原因なんだろうね。黎明の神鳥とアマリリスという真精が二体も彼女の中にいることがなー。
アマリリスの言葉はまだまだ謎が多い。でも、確実に核心に迫るものだろうし。

そして、現れた<空白名詠>の使い手、シャオ。<空白名詠>は五色の名詠の根源みたいだけど、それから外れている夜色、灰色。
シャオとネイトの間だにあるものが、何か。
シャオというのは、夜。ネイトは、夜明け。対照的なこの名前に何があるのか。

また、セラフェノ音語に隠された秘密、またクルーエルが使ったセラフェノ音語の文法構成が似てるが異なる言葉。それが名詠式全体に関わる何かを秘めているのか。

それにしても、クルーエルはどれだけ美しいと誉められるんだよ。
いや、彼女を診察したティンカがそう漏らすのだから相当なんだろうけど。
その完璧さ故の違和感というのも。

謎が深まっていくなー

『大人はみんな、大切なことを忘れてる』

この言葉も一体何のことかと。
今回は様々な新しいものが出てきたから、なかなか自分の中で整理しきれなかったな。

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