レッド・ノクターン―鋼殻のレギオス6のレビューらしき紹介 このエントリーをはてなブックマークに追加 レッド・ノクターン―鋼殻のレギオス6のレビューらしき紹介

レッド・ノクターン―鋼殻のレギオス6

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レイフォンたちを待ち受ける、新しい闘い! 最強学園ファンタジー第六弾!
ツェルニに戻ったレイフォンを待っていたのは意識不明となったニーナだった。無力感を味わい、精神的スランプに陥るレイフォン。一方、都市の暴走は止まらす、新たな汚染獣の襲撃が起こる。絶好調学園ファンタジー

ストーリー全体としては、マイアスの出来事によって、リーリンの役目が少しずつわかってきたこと。また、ニーナが担い始めた役目の一旦。それに付随するいくつかの言葉、集団などが表に出てきている。
もちろん、その中には電子精霊や廃貴族と呼ばれるものも含まれている。
また、電子精霊が持っている縁というものが気になった。

レイフォンの側としては、依然として汚染獣がいる方へ移動し続けるツェルニの暴走と、行方不明になっているニーナが問題となっている。
汚染獣と戦うにしても、学園都市であるツェルニにはそれほど戦力があるわけでもない。また、レイフォンも前にケガが治りきっていないことでカリアンに錬金鋼を取り上げられてしまう。
また、ツェルニに老成体の汚染獣が出現した。
その汚染獣ハルペーは、人語を話し、代表者に自分の元へと来るようにという。
正直、汚染獣がドラゴンみたいなものだとは思ってなかったが。

カリアンとレイフォンが、ハルペーの元へ行ったところでは、失われたはずの水と緑があった。
これが意味するところと、カリアンたちを呼びつけたハルペーが他の汚染獣たちとは異なることが気になったかな。
どこか、作内でもレイフォンが感じているように機械的な印象を受けた。

また、行方不明になっていたニーナが最後の最後で、レイフォンの手を取ったときは良かった。
けど、まだまだニーナの現状ではわからないことが多いので……。ただ、これでレイフォンが戦う理由を取り戻したことになる。
この状態で、次巻はマイアスとツェルニの学園都市同士の争いになる。

この巻では、やはり様々な新語が増えて今までの鋼殻のレギオスとは、構成が異なる気がした。
だけど、それが鋼殻のレギオスの物語展開なのかなとも納得。

レイフォンの戦う理由
サリンバン教導傭兵団との共同作戦から帰ってきた時には、ニーナは行方不明だった。
行方不明の責任が自分にあるのではないか、電子精霊と接触できるのはニーナだけだった。
彼女のなら、都市の暴走を止められるのではないかと考えたからだ。
しかし、今、レイフォンが戦う理由は、ニーナにある。
彼女に戦う理由を預けているためだ。
だから、ニーナ・アントークを失うのを恐れている。


フェリの変化
P151より
「あなたが望むのなら、私はそうします。誰に命じられたわけでもない。誰に強制されたわけでもない。この都市のためでもない。わたしは、わたしの気持ちに従って、あなたの行動を後押しします」
あくまで、自分の意志でレイフォンに協力するという彼女。
その一方で、都市の外から帰還する途中のカリアンに対しての態度もだいぶ変化している。

シノーラが守る理由
天剣を束ねるシノーラが、リーリンと友人であるのは、初めて会ったときのリーリンの涙。
彼女の瞳に映っていたのは、シノーラではなくて、グレンダンの電子精霊。
それもおそらくシノーラに憑いている廃貴族なのかな。
武芸者でもない彼女を戦いに巻き込むことになったのは、遺伝子情報が原因らしい。
レギオスを産みだした錬金術師、そして遺伝子情報。
前巻までは、あまり関わりがなかったこれらの言葉が、今後のストーリーに関わってくるのだろう。

ニーナの動き
P61とP109のニーナの絶対領域が、素晴らしくよかった。
絶対領域の素晴らしさは、もう挿絵を見てくれとしか言えないが。
グレンダンから消えたニーナが、マイアスに現れたのはリーリンが理由だろう。
だが、廃貴族とツェルニの電子精霊の二体がニーナの中にいることがどうにもわからない事柄を生んでいような。
ニーナ関係は、短編で描かれているみたいだけど、それが収録された本の発売がまだ決まっていないというのがもどかしい。
ニーナ自身の今回の関係は、リグザリオ機関と彼女がいた仙鶯都市シュナイバル。
リグザリオ機関は、電子精霊を人工的に生み出すものらしいがその先にあるのがなんなのかわからない。

リーリンの役目
電子精霊との関係がありそうね。
リーリンの行動や、電子精霊の言動を見てると、どうにも物語の中心に関係ありそう。
特に、電子精霊の原型という部分。
もしかすると、リーリンは自体が電子精霊自体か、それに関係するものなのだろう。

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