それは神に挑むが如くトニカクカワイイ第279話「赤い糸」 このエントリーをはてなブックマークに追加 それは神に挑むが如くトニカクカワイイ第279話「赤い糸」

トニカクカワイイ第279話「赤い糸」

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ナサの説明を聞いてアウロラが事の絶望さをわかっていた。

月からの使者がどうやって司と接続しているのか。

インターネットで考えたら、光通信を行なう光ファイバー、
あとは身近なところだったらLANケーブルあたりが浮かぶだろうか。
それらを物理的に引っこ抜いたり、大元を壊せば接続を壊すことはできる。
けれど、通信や接続ってレベルで考えたら、接続先を変えることで
回復できたりするよね。

でも月の使者がおこなっている「接続」はどのように実現されているのかわからない。

ダークマターのような人間が観測することがまだできない物質を使っているなら、
それは対抗手段がない。

さらに司を不老不死にしている「バックアップ」の話もある。
普段使っているオンラインストレージ/クラウドストレージは、
かなり強固な作りになっているからそう簡単にユーザーのデータを失うことはない。
なんなら失ったって、世代バックアップもあるから、
少し古いデータに巻き戻る程度で済むこともある。

人類の技術力の上を行く、「月からの使者」の技術に対抗出来るのか?

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千歳の屋敷からの帰り道に、ナサが自分が話したことは予想だから見当違いの
可能性もあると、司に話した。

それはこれまで、
司が自身の血をいろいろな人に分け与えたことを
気に病んでいるんじゃないかと思っていたから

司の血は、人を不老不死にするわけじゃない。
体力を回復させるだけ。
摂取した血の中にある「蓬莱」の仕組みは
血を摂取した当人だけに留まらず、
世代を重ねても受け継がれ、拡散されていく。
いつか「輝夜」を復活させるために。

司は血を分け与えたことを気にしていない......はず。
血の力で、救えた命がたくさんあるからね。

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遠い昔に血を分けてであろう、紅蛍と犬養さん。
司は気がつかないし、当然二人も気がつかない。
この二人は、司が幸せだと安心したり、嬉しかったりする。
それは二人自身の感情なんだろうけど、きっと司から血をもらった時の
静御前や三蔵法師の想いが少しだけ、二人の中に残っているからなんだろうな。

最後にアウロラが尋ねてきたけど、一体ナサに何を聞くつもりなんだろう。
「月からの使者」への対抗手段や対抗出来るかの自信とかなのかな。

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