約束は果たされていた。トニカクカワイイ第233話「あの日誓った君との約束」 このエントリーをはてなブックマークに追加 約束は果たされていた。トニカクカワイイ第233話「あの日誓った君との約束」

トニカクカワイイ第233話「あの日誓った君との約束」

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時子さんが残したデータからナサは2つ気になったことがある。
一つめが蓬莱の完璧さ。

司の「不老不死」は傷の治りが早いとか歳を取らないものだと思っていたけど、
そういうわけではない。

232話のデータの中にあったっけど、あらゆることをしても再生するし、
頭がなくなっても記憶が継続している。

不老不死......というにはオーバーパワー。
完全無欠なもの。

ナサはこの力を手に入れたのが司でよかったと言った。
それは完全無欠な力を使えば、地球を制圧できる。
司に悪意があれば、それが出来た。
でも、そんな悪意は司になかった。

元々の輝夜姫が来た「月」は、地球の人間を資源として見ていたから、
制圧する気はあっただろうし、そのための「蓬莱」なんだろう。

ナサが「蓬莱」のことを薬などの単語で、
表現せずに「システム」と表現したのは面白い。

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司が歩んできた1400年間は、歴史を見守ってきた証拠。
彼女が少しでも悪意を持っていたら、今の世界はなかった。
だから、司はかつてあの人約束した「人の歴史を司る者になった」。
名前をくれたあの人との約束を果たしていた。

このシーンのナサの言葉は、司にかなり響いたと思う。

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もう一つ気になっていること、それは「バレッタ」。
これは前回読んでいても気になったこと。

蓬莱を取り込んだ司自身の身体が再生するのはわかる。
けれど、バレッタまでなぜ再生するのかはわからない。

ナサはそのバレッタを見て、司の身体を元に戻せると思った。
なんで!?
この疑問の回答は次週かな?

トニカクカワイイ (23) (少年サンデーコミックス) コミック 2023/3/16