よふかしのうた 第155夜「復讐なんてどうでもいいよ」 このエントリーをはてなブックマークに追加 よふかしのうた 第155夜「復讐なんてどうでもいいよ」

よふかしのうた 第155夜「復讐なんてどうでもいいよ」

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星見キクは同時期に複数の眷属を増やさない。
また、基本的に眷属にした人間のことは覚えてないけど、
印象深い人だけは覚えている。

以前、目代さんが殺した吸血鬼「加納ミチヒサ」。
彼は10年前に星見キクに眷属にされた。

でも、10年前、星見キクが眷属にした人間がもう一人いる。
それが目代さんの父親。

さすがにキクも「目代」の苗字を聞いて、
目代さんに興味を持ったようだった。

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目代さんの10年は、星見キクへの復讐のためのものだった。
今はどうなんだろうか。
目代さんは、昔好きだった
「目の前に事件があったから解決しただけさ
 僕は復讐なんてどうでもいいよ」
というセリフを思い出していた。

......今の目代さんもそのセリフと同じように復讐なんてどうでもいいと言えるのかな。

たぶん、目代さんはもう復讐なんてどうでもいいんだろう。
そう考えている自分と、復讐対象を目の前にしても、なお、受け入れことができるのかだな。

あと星見キクが、目代父のついて何を語るかが気になるなよな。
印象深い人だったみたいだし、なにかしらエピソードが出てくるんだろう。

よふかしのうた(14): 少年サンデーコミックス コミック 2022/12/16