儚くも永久の......トニカクカワイイ第206話「響く愛だけたよりに」 このエントリーをはてなブックマークに追加 儚くも永久の......トニカクカワイイ第206話「響く愛だけたよりに」

トニカクカワイイ第206話「響く愛だけたよりに」

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輝夜姫が用意した不死の薬は「蓬莱」。
それを飲めば、老いることも飢えることも、病むことも傷つくこともない。
死ぬことはなくなる。

「天と地に分れて我が半身になるのだ」
これは「月に還る輝夜姫」と「地上に残る帝(或いは蓬莱を服用した者)」が、
共に神のような存在となろう。というものかな。
地球を支配したかったのか?

蓬莱を飲むかどうか悩む帝の質問は、永遠の命を手に入れたらまた輝夜姫に会えるのか?
「つきからのししゃ」となった輝夜姫の答えはノー。
なぜなら「並行する宇宙において天と地に分れてたものは永遠に交わることがない」。

ここでさらっと言ってるけど、輝夜姫が還る先は「月」ではなく、
並行宇宙のどこかってことか。
そんな感じだとは思っていたけど、並行宇宙か。
並行宇宙って言葉が出てきただけで一気にSF感増すね。

帝の決断は、もちろん蓬莱を飲まない。
輝夜姫にもう一度会えないなら意味が無い。

輝夜姫は「裏切り者め」と言葉を残して消えた。

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その後どうなったか。

まず、不死の薬である蓬莱。
これは「トニカクカワイイ」では岩笠が自分の娘に飲ませている。
何を富士山で燃やしたかの言及はなし。
それでも「トニカクカワイイ」の世界では富士山という名前がついたわけか。
岩笠は斬首された......。そうだね。

帝は政変の動乱の中で命を落とした。
それを見てる群衆の中で「はい、こいつに注目!」ってなってる子がいるので、
今後の「FLY ME TO THE MOON」で出てくるのかな。

個人的に注目は、媼は女の子を一人産んでいて、その名前は「八葉」であること。
八葉という聞いてピンときた人はハヤテのごとく!を読んでいる人ですね。

鷺ノ宮伊澄さんが扱う鷺ノ宮家一子相伝の「術式・八葉」の「八葉」ですね。
素直に解釈すると、媼が産んだ「八葉」が不思議な力を使えてそれを術式として確立。
その後、「八葉」の家系が後に鷺ノ宮家になったという感じかな。

さて、ここのところ全くナサくんが出てこない。
だいたい2ヶ月ちょっと出てないですね。
今回の話で、トニカクカワイイの「竹取物語」が終わり。
「輝夜姫」とはなんぞや。
「つきからのししゃ」とは?
「並行する宇宙?」などなど、気になる設定が出てきました。

並行宇宙となると、それは......ナサ君、或いは月光輝夜はどうするんだろう。
気になることはたくさんありますが一区切りでいいのかな?


トニカクカワイイ (21) (少年サンデーコミックス)コミック2022/9/15