お互いに想いが通じたそれだけでよかったのに。 トニカクカワイイ第202話「同じ月を見ている」 このエントリーをはてなブックマークに追加 お互いに想いが通じたそれだけでよかったのに。 トニカクカワイイ第202話「同じ月を見ている」

トニカクカワイイ第202話「同じ月を見ている」

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帝と輝夜姫の間はうまく行っているらしく、
岩笠の娘の元に助言を求めてくることもなくなった。
帝からの好意に対して、輝夜姫の反応はだいぶ悪くなく、
輝夜も好意を持っているのが伝わってくる。

でも、竹取物語。
多くの人が知っているようにこのまま帝と輝夜姫が結ばれるわけではない。
月からの使者が輝夜姫を迎えにくるんだから。

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帝は岩笠の娘にお礼の品を用意していた。
輝夜姫と上手くいってるのも岩笠の娘のアイディアがあって、
文の文章などの協力があったからなわけだしね。

帝が用意したものは「バレッタ」。
岩笠の娘がいつも身に付けている、
そして『司』となっても身に付けているあのバレッタ。

しかもこのバレッタは、帝が岩笠に命じて作らせたもの。
もちろん帝は自分が友だと言っている娘が、岩笠の娘だとは思っていない。

岩笠の娘も、帝からもらったバレッタが、まさか父である岩笠が作ったものだと知らない。

こういう経緯があるんじゃ、バレッタを大事にして持ち続けるよなー。

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前述したように、そして竹取物語にあるように、帝と輝夜姫は結ばれるわけではない。
月からの使者がくる。
それを輝夜姫は知っていた。
月をみて気が付いたみたいだけど、一体それは何をみて気が付いたのかはわからない。

輝夜姫は「全てが始まる。終わりが来たから」といった。
このセリフが意図するところだよな。
輝夜姫の心がたくさんの愛を知った。
だから別れることが悲しい。
でも、「終わりが来た」のに「全てが始まる」というのがわからない。
あと輝夜姫のセリフで「つきからのししゃ」と表記してるのも気になる。

トニカクカワイイ(20) コミック 2022/6/17