それはきっと彼女の足跡 トニカクカワイイ第180話「命の記憶」 このエントリーをはてなブックマークに追加 それはきっと彼女の足跡 トニカクカワイイ第180話「命の記憶」

トニカクカワイイ第180話「命の記憶」

トニカクカワイイ4周年おめでとうございます!
早いな、もう4周年かー。

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輝夜が先週見て驚いたのは、小さな扉だった。
それは予想外。
その扉の奥に何があるかは、千歳も知らない。
千歳は京丸の屋敷に来たのが2回目。
だからあまり知らない。

輝夜は、時子が屋敷のことを身内にすら秘密にしていた理由が、気になっていた。

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司とナサ、千歳を含めて屋敷に泊るのは六人。
晩ごはんはどうにかなった。

次の問題は六人分の寝床。
ちなみに布団は三組しかない。
これについては、二人組になりそう。

紅と犬養。
司とナサ。
そして残った、千歳と輝夜。

紅さんはナサと司が同じ布団で寝るから、
夜のエクササイズが始まらないかと心配してるけど、
いくらえろーいナサくんでもそれはないと思うんだよ。
......エクササイズの手前がぐらいまでならあるかな。


千歳と輝夜の組み合わせは意外といいんじゃないかと、
先週から思っているんだがなー。

輝夜は司に地下の倉庫で小さな扉のことを聞いた。
あの扉は地下道の入り口。屋敷の外に繋がっているもの。

司は知っているから答えたけど、
輝夜は時子さんの孫の千歳すら知らない情報を、
なぜ司が知っているのかに疑問を持つ。

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倉庫にあった小さな扉の向こう側にあったのは、無数のお墓。
その中の一つに書かれている名前は「静御前」。

きっとこの無数の墓は司が、
これまで名乗ってきた名前であり、その時代を生きてきた痕跡なんだろうな。
同じ名前を名乗って、いつまで生きているわけにはいかない。
だから、いくつもの名前を名乗って、その時代を生きて、そして消える。
しばらくしたら別の人間として......を繰り返したんじゃないかな。

司が名前を捨てることで、その人物が死ぬ。
だから、無数の墓標は、かつて司だったものなんじゃないかな。


トニカクカワイイ (19) コミック 2022/2/18