彼女の眷属遍歴 よふかしのうた 第100夜「星見キク」 このエントリーをはてなブックマークに追加 彼女の眷属遍歴 よふかしのうた 第100夜「星見キク」

よふかしのうた 第100夜「星見キク」

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よふかしのうた、100話!
めでたい。

そんなめでたい100話のメインは星見キク。
彼女の話は16世紀まで遡る。
......って書いてて。16世紀となるともうかなり古株?
あと人間だった頃の物って残ってないんじゃない?

森で眠っている姫のようなキクの元に来た王子様。
キスで目が醒めるのかと思ったら、そんなことはなく、キクが血を吸う。
血を吸ったキクは、王子の元を去った。

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また別の時代でも血を吸っては、その人の元を去る。

時に、駆け落ち相手を。
時に、結婚式から連れ出した相手を。
いろいろ男性の血を吸っては去って行った。
もちろんその中には、目代さんの父親も入っている。

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そして現代は、マヒルを狙っている。
キクがマヒルに語る幸せは、至って普通に思える。
でも、彼女がこれまでしてきた行動は、そうはなっていない。
血を吸って眷属を作っては、その眷属の元を去る。

キクは、血を吸った時点で、相手に興味がなくなってしまうんだろうな。
もしかしたら、キク自身が恋をしていないのかな。
相手を吸血鬼にするのに、両思いになる必要はないはずだし。


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