遅すぎたとしても、心は揺れる。よふかしのうた 第80夜「先輩が初めてっすよ」 このエントリーをはてなブックマークに追加 遅すぎたとしても、心は揺れる。よふかしのうた 第80夜「先輩が初めてっすよ」

よふかしのうた 第80夜「先輩が初めてっすよ」

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目代さんが吸血鬼になることを決めた。
だから、ナズナが血を吸った。
でも、当然、まだ目代さんは吸血鬼にならなかった。

ナズナは起きている人間の血を吸うのは今回が初めて。
普段は寝ている人の血をこっそり吸っている。

眷属を作ろうと思ったのも、起きている人間から血を吸ったのも、目代さんが初めてだ。
コウが聞いたら、嫉妬しそう。
目代さんを自宅まで送って、ナズナは別れた。
もう目代さんは家を出るつもりだし、その準備がある。
ナズナは午前2時に迎えにくる。

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吸血鬼になると決意を固めた目代さんだけど、
家に帰ると珍しく父親が帰宅していた。

リビングに行けば、頭を下げている父親。
彼の口から出来たのは、これまでの謝罪。
浮気相手とも別れてきたという。

さらに母親からも、目代さんを見てなかった、構ってあげられなかったことの謝罪を受ける。

両親はお互いに話をして和解してる状態なんだろう。

でも、それは目代さんにとって遅い。
ついさっき、吸血鬼になると決意した。
目代さんは自分が思っているほど、強く家族を捨てることはできなかった。

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両親から誕生日ケーキのプレゼント。
家庭の不破が解消して、これなら目代さんがが思っていたような想いをしなくて済む。
でも、じゃあ、ナズナとの約束はどうするのか。
吸血鬼になるという決意はどうするのか。
その葛藤が目代さんにある。

もう次回で、この目代さんの話も大詰めかな。
一体、目代さんと両親に何が起きたのか。それがやっと分かる。

よふかしのうた (7) (少年サンデーコミックス) コミック 2021/4/16