七草にちかに祝福を。 このエントリーをはてなブックマークに追加 七草にちかに祝福を。

「アイドルマスターシャイニーカラーズ」の感想記事です。
プレイしてきてゲーム自体の感想を書くのは初めてだけど、
2021年4月に実装された「七草にちか」について、触れておこう思ったのです。


注意
人によって解釈違いですね。
WING決勝までのネタバレもある。
私の解釈と初見時の感想なので、「いや、ちげぇよ何読んでるんだよ」となるかもしれない。
このあたりはご容赦で。

シャニマス2ndライブで発表された、新ユニットSHHisの1人七草にちかです。
まだそれほど時間も経っていないので記憶に新しいですね。

楽しみに待っていたにちかは4/5に実装されて、
「新アイドルはどんなアイドルなんだろうな!」と、
期待に胸膨らませて、プロデュースしました。

これまでのアイドルたちのWING優勝は、彼女たちとこれからも歩んでいくこと、優勝で見えた景色が輝いて見えた。
でも、にちかはそうはならなかった。
「七草にちかをWINGで優勝させてよかったのだろうか」と悩みました。

例えば、そういう意味で、近いのは初見の時の樋口円香。
シャニPへの素っ気ない態度とか「アイドルへの向き合い方」に
当初は「大丈夫かな?」と思っていた。
でも、WINGのプロデュースを通じて、アイドルも悪くない。と円香は思ってくれたと思う。

にちかの場合は、彼女のアイドルの在り方が危なすぎる。

彼女が、シャニPに声を掛けてきたときに見せたパフォーマンスは、
見よう見まねのものだった。
アイドルじゃない女の子が見せるパフォーマンスであれば、
自分が好きなアイドルの影響を受けているのは仕方ないと思う。

その影響が強すぎて、WINGのプロデュースの時にもシャニPが、
「くすんで、なにかのコピーになる」
といってる。

にちかプロデュース中に、何度も登場するのが「八雲なみ」というアイドル。
七草にちかが強く憧れているアイドル。
彼女のステップや歌い方を真似ることで、平凡である自分を周りが見てくれると思っている。

ゲーム内の言葉とかを借りれば、
「八雲なみの靴で踊らないと自分を見てくれない」
かな。

WINGのプロデュースが進んで、シーズンを重ねるごとに、
「なみちゃんのおかげ」
が強くなっていって、自分の努力や成果だとは思っていない。
憧れているアイドルを真似ていって、それで得た結果だから、
自分自身のパフォーマンスで獲得したと思ってないんだろう。

WINGを通して思っていたのは、
七草にちかは「八雲なみ」という呪いに掛かっている。
WIGN優勝でその呪いが解ければ良かったんだけど、まだ呪われている。

私の場合、WINGの決勝戦で一度敗退していて、
にちかの敗退コミュを見ていたので
彼女の「やっとおわった......」とどこか安堵を得ていたので、
あの時だけは呪いが解けたんだろうと思っている。

だから、WING優勝しても「アイドル」でありつづける七草にちかは、
いつになったらその呪いが解けて、「八雲なみ」を真似た色から
七草にちか自身の色を手に入れるんだろうか......。
その日が来るまで、彼女はステージでパフォーマンスするたびに
苦しみ続けるんじゃないかと思う。

そう思うとやっぱり、七草にちかをWINGで優勝させてよかったのだろうか?
WINGで優勝せず、そのままアイドルをやめさせてあげるべきだったんだろうか。

彼女とシャニPの前にある道がまだ暗くてよくわからない。
でも、彼女がアイドルとして進むのだから、選んだこの道が正しいと信じさせてくれ。

THE IDOLM@STER SHINY COLORS L@YERED WING 01