最初のキッカケは確かに君だと思う。よふかしのうた 第34夜「最低だろうか」 このエントリーをはてなブックマークに追加 最初のキッカケは確かに君だと思う。よふかしのうた 第34夜「最低だろうか」

よふかしのうた 第34夜「最低だろうか」

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今回は珍しく昼間の学校の話。
昼間ということで、メインは朝井アキラ。
アキラは学校で優等生ということになっている。

ただ、それはアキラも自覚しているウソ。
日常を上手くこなすために付いたウソでできた優等生。
アキラは男子とばかり遊んでいるから、精神的なところが周囲の女子においついていない気がする。

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中学生女子ともなると、恋愛話題も出てくる。
同級生の浅倉さくらから、
アキラとコウは付き合ってるわけじゃないんだよね?
と確認される。

つまり、そういうことだ。
アキラからすると、コウは中学になってから明るくなった。
それも昔を知っていたら別人と思われるほどに。

さくら自身男子に人気がある子であること、
アキラにとって退屈な学校生活に刺激が欲しかったこともあって、
さくらをけしかけた。

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結果、コウはさくらをフった。
昼前にコウが学校にいることでわかるように、
今回の話はアキラの回想になる。
中学、高校ぐらいだと、
女子生徒がフラレると親しい友人が出てきて、
「なんでフッたの?」
という展開はマンガやドラマではありがち。

あんた感情がないの?

といわれ、コウは自分が変なのかと思ってしまった。
そんな一部始終をアキラはみていたので、
自分がキッカケでコウとさくらを傷つけたと思っている。

コウのことでいろいろと思うことはある。
ただ、さくらのことをフッたことに安心する自分がいる。
今回の話を最後まで読むと、
アキラがコウとトランシーバー型腕時計キッカケで、
再会する前の話だと分かる。
これを読んだ上で、もっかいは話を読み直すと印象がかわるかもしれない。


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