トニカクカワイイ 由崎 司の正体について考えてみる。 このエントリーをはてなブックマークに追加 トニカクカワイイ 由崎 司の正体について考えてみる。

畑先生の「トニカクカワイイ」のメインヒロイン「由崎 司」については、
まだなにもわかっていない。

というわけで、その正体について考えてみる。
ここから先はいろいろと書くので、「トニカクカワイイ」を読む上で
ノイズを入れたくない人は、読まなくていいです。




























裏付けに乏しい部分が多数なので、そんな意見もあるのかぐらいでお願いします。
クレーム、その他は知りません。
好きで書いてるだけなので、妄想の垂れ流しぐらいです。

今(2018/03/18)時点で、司について不明な事柄は下記かな。
※一部、司というか物語自体の話も含む。

司(物語自体含む)の謎
1.なんでトラックにぶつかっても生きてるの?(不死身(仮))
2.ナサの心の声の「握り放題」の話をなんでわかったの?(4話の14ページ目)
 つまり心が読めるよね?
3.なんで「結婚」に対して、強い執着を持ってるの?
※これは結婚するなら付き合ってあげる。といってるので、優先順位的に結婚が重要だなんだと思っているため
4.トニカクカワイイのタイトルにある「FLY ME TO THE MOON」ってなに?

たぶんこのあたりがわかりやすいフラグ。
細かいこというと、なんでナサの部屋がわかったの?もあります。

で、今、私が持っている司の正体の大きく3つ。

仮説
1.かぐや姫(またはかぐや姫の娘)。
2.吸血鬼 この線はほぼ消えたと考えてる。(2018/04/18更新)
3.かぐや姫を育てた老夫婦(家系)(2018/04/18追加)

2の吸血鬼は、先日知り合いに言われて「ナルホド!」となったので、
自分発じゃないので若干悔しいんですが「吸血鬼」と踏まえて読み直すとそう思えなくもない。
ただ、検証してても、まだ強引感が強い。

一応、司の正体予想の三つ目を持ってはいる。
「月読」の苗字から、月読尊関係なんだけど、
それについては苗字以外のネタがないのでほぼないと思ってる。
なので今回の検討の対象外。

1.かぐや姫(またはかぐや姫の娘)
これはわりと直球で、
1話の時点で司に助けてもらったナサが「かぐや姫のようだった」(1話25ページかな)といっているし、
2話の冒頭でもかぐや姫の話が出てきているんだよね。
その他、トニカクカワイイを読んでいると素直にこの推定になるはず。

tonikawa_thukasa-002.png

このコマでの司のストールが「天の羽衣」をイメージしてるともいえる。

かぐや姫と考えた場合、
「月に帰れなかったかぐや姫」または「月に帰らなかったかぐや姫」
あたりだろうと思う。
先の謎として挙げている不思議な力関係(心が読めたり、不死身(仮))は、
かぐや姫は竹から生まれたし、月から使者が来るぐらいだから人外でありよねとなる。

またタイトルの「FLY ME TO THE MOON」も「私を月に連れて行って」なので、
司が、月に帰れなかったから、帰りたいというのなら、それほどムリがないと思う。
もしも「かぐや姫の娘」だとしたら、母親がいる月に行きたいのは動機として充分だな。

結婚に対する執着ってのも、竹取物語のかぐや姫は求婚してきた人に無理難題を提示して求婚を断っている。
それを断ったことに後悔の類があるなら、結婚に強い執着があってもいいかと考えている。

かぐや姫またはその娘だとしたら、確かかぐや姫は平安時代あたりだったと思うから、
それから生きてる事にあるんだよね。
この部分がうまく考えつかない。(人外だからありといえばありなんだけど)

ちなみに仮にかぐや姫だったとした場合、司は、下記の下りから始まるページあたりでナサに惚れたんだと思う。

tonikawa_thukasa-004.png

まあ、司の心理描写が出てこないから手持ちの情報では答え合わせができないけど。


2.吸血鬼。
これはさっき書いたように知り合いに言われて、
「確かにな」となったので検証みたいなところも含む。

吸血鬼といえば「鏡に映らない」「赤い瞳」「不死」「日光に弱い」あたりが
わかりやすい特徴ですね。

トニカクカワイイ 第6話 よろしくお願いします。 by 畑健二郎 on pixiv


※カラーページ引用するよりは上がってるpixivイラストで。
トニカクカワイイの司の瞳ってカラーだと「赤い」ですよね。
キャラの瞳の色だから、そこから吸血鬼に結びつけるのは厳しいかなと思っている部分もある。

また今のところ司が登場している時間帯は「夜」である。
夜の眷属とも言える吸血鬼だから夜の方が活動時間が多いのかな。
単純に作内時間の進行が遅いのでなんともいえない部分はある。
朝になったときにどのぐらい司の行動に影響があるのか、なんだけど低血圧とかあたりで済まされそう。

それと2話のラストと3話の冒頭で、ナサの部屋に入るのに「相手の許可を取っている」部分がある。

tonikawa_thukasa-003.png

これは吸血鬼が人に家に入るには住人の許可を取る必要があるというのに繋がるかな。
個人的にはこの流れはまだ強引かなと思っている。
許可を取っているのは、話の流れとしてもそれほど不自然ではないんだよね。
雨の中歩いてきて、人の家を訪ねたら「中に入っていい?」と訊くのはそんなにおかしくない。
でも、まあ、吸血鬼であるとすれば、「住人に許可を取る」という話を自然にやってると思える。

人の心が読める、不死身(仮)は、吸血鬼だしね!となる。
吸血鬼は不死だからトラックにぶつかっても死なないしね。
ただ心が読めるは、上手く説明できない。

あと吸血鬼だとしたら「FLY ME TO THE MOON」との繋がりをどう思うかだよな。

不死と心を読めるはかぐや姫もそうだけど、吸血鬼は人外ならありえるかとなるんだよなー。

結婚について。
これは結婚というよりも、自分の眷属を作りたいのではないかな。
ただじゃあ、なんで眷属作りたいの?という話があって、まだ動機が考えつかない。

もしも、吸血鬼だとしたら「誰かに吸血鬼にされたのか」それとも「元々吸血鬼として発生してるのか」になる。
今のところ「誰かに吸血鬼にされたのか」だとしたら、婚姻届の証人の「月読 時子」なんだよな。

そんなこんなで

かぐや姫だろうが吸血鬼だろうが、おそらく司は人外またはそれに近い存在であり、長い時間を生きてるんじゃないかと思う。
「かぐや姫」「吸血鬼」かなと思って扉絵を見直してみた。
トニカクカワイイの扉絵(カラーを除く)で、
司がいろいろな時代のいろいろな場所にいるんだけど、
これは不死の存在だから、いろいろな時代と場所を生きてきたっていうことをいっているのか?
と思ってしまった。
これは畑先生がどのぐらい扉絵で遊んでいるかになってくる。
でも、ハヤテのコミックスの口絵は伏線満載だったからなー。

長い時間を生きてるってことで気になっているのが1つあって確証がないのと、
畑先生の描き分けの問題なんだろうけど、司ってナサと出会ったときから
外見年齢は変わってないんじゃないかな。でも、この決め手はないんだよなー。
先に書いてるように、畑先生の描き分けの問題があるので。

今時点だと実は吸血鬼の方が正体として合致するんじゃないかなと思う。
でも、自分の中の推定を補強する材料がまだ少ない。

やっぱり自分の中に元々ある「かぐや姫」の方は、
わかりやすい素材なので、しっくりきている部分が多い。
でもこれは、畑先生によるミスリードなんじゃないかなーと思えてしかたない。

tonikawa_thukasa-005.png

個人的に気になるのは2話で司が読んでいる本が、なんで「夢十夜」だったかんだよなー。
たまたまそれだったのかもしれないけど、わざわざ「夢十夜」とわかるように書いてるんだよなー。
本を読んでるというシチュエーションだけなら、わざわざ実在する作品のタイトルにしなくていいと思うんだよな。

とまあ、まだまだ司の正体に迫るには材料が不足してる。
これまではラブコメ比重を多めにして読んでいてたけど、こうやって雑だろうが仮説を立てて、
ハヤテの時みたいに背景とかその他いろいろを気に掛けて読んでみるとトニカクカワイイも違った楽しさがある。

2018/04/18追記
ここより前のテキストを整合性とるのはめんどくさいので
メンテナンスはしてないです。

3.かぐや姫と帝の子供の家系(2018/04/18追加)

今週くらいから徐々にヒントが出てくると思いますが

とりあえず二話目のラストのナレーションが一番大きなヒントかと!
サンデーまんが家BACKSTAGE|畑 健二郎 Vol.443より


tonikawa_thukasa-006.png

tonikawa_thukasa-007.png

該当箇所のコマの文章を繋げると
「月に帰るかぐや姫を取り返し、めでたく結婚できた夫婦の物語」。
こうなる。
(画像も繋げようと思ったけど、思う所があってやめた)

まあ、そうなんですよ。

この文は最初、
司(かぐや姫)が帰るのをナサが取り返して、ちゃんと夫婦になるまでの物語
を指していると読んでいたので、仮説1に「かぐや姫(またはかぐや姫の娘)」をあげたんだけど、
もしかして、かぐや姫が月に帰ることを阻止して、かぐや姫が地上に残って、帝と結婚した?
そうすると仮説1の「かぐや姫の娘」あたりになるのかな。
でも、
「月に帰るかぐや姫を取り返し、めでたく結婚できた夫婦の物語」
の夫婦の物語というがちょっと腑に落ちない。
この「夫婦の物語」が、地上に残って結婚できたかぐや姫と帝を指していたら、
なんとなくわかる。
実は「トニカクカワイイ」の話のメインが、「かぐや姫と帝」なのかな。

司の正体はかぐや姫の娘という線もあるけど、帝とかぐや姫の家系に子供なんじゃないかな。
竹取物語では月の使者が「不死の薬」を持ってきたみたいなことを書いてあるし、
そもそもかぐや姫(時子として)は、長寿なら作内時間で生きていても不思議じゃないかなと思っている。
まあ、司の正体は仮説1における「かぐや姫の娘」が強めかな。


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