ハヤテのごとく! 第510話「だから少女は恋をする」
ナギのことをすっかり忘れていて、509話でハヤテが優勝したと勘違いしてました......。
失礼しました。
ナギが最後の逆ババ抜きの不参加で、実質リタイアだったので勘違いが生まれましたね。逆ババ抜き的なところでは優勝でしたが、修学旅行レベル5としてはまだ決まってませんね。
ハヤテが逆ババ抜きに勝利したことで、修学旅行レベル5も決着へ。
さて、ナギは逆ババ抜きに不参加で、寝ていました。
彼女が見ていたのは、ハヤテ出会った時の夢。
「君が欲しいんだ」(人質として
といったハヤテの言葉がまだ二人の間に勘違いとして横たわっているわけです。
ナギのモノローグからすると、一目惚れなんだろうしね。
ハヤテがナギと出会ってからの日々が楽しかったように、ナギもおなじで楽しかった。
ハヤテは、何かが違和感があるように感じていた。
ナギは、なぜハヤテが自分のそばにいてくれるのかわからない。
借金があるからか? それがなくなったらハヤテはどうするのか?
ナギはハヤテのことが(恋愛感情的な意味で)好きだ。
じゃあ、ハヤテはナギのことをどう思っているのか?
逆ババ抜きの景品にしていた王玉を金庭に返す際の、彼女の少し昔の話。
逆ババ抜きの中でもあった、12年付き合った彼氏に振られたことは悲しかった。
そんな彼女が王族の力を手に入れたかったのは、彼氏を取り戻せるのではないかと思ったから。
でも、王玉はこんな意味もある
昔々の王様が、星の力を集めて作った願いの石。強欲を試す絆の石。たとえこの身を犠牲にしても、君を守りたい、救いたいという、強い想いに形を与えた絆の石。
もしもその光を失わずに、ずっと持ち続ける事ができたなら、永遠の向こう側で、いつか愛の意味さえ知る事ができるだろう
――ハヤテのごとく!231話「Beyond the Bounds」ナギが紫子の墓の前で誰かに教えられた。
今考えれば、金庭にとって12年付き合った彼氏への愛は真実の愛ではなかったんだろう。どんだけ絶望しても、王族の庭城への道は開けなかった。
というわけで、王玉はハヤテの手に。
やっとナギが合流。
起きた時点でコンプレーターが示すのは二人になっている。
ハヤテとナギ。
これまでの流れであれば、ハヤテがリタイアして、ナギが優勝だっただろうけど、
今回はハヤテがナギをリタイアさせた。
これは他の参加者も驚いた。
私も驚いた。いやだって......ナギ......忘れてたし......。
そうなると、優勝賞金1億5000万円はハヤテの手にわたることになる。
そして、そのお金をナギへの借金返済へとあてた。
まさか借金返済されるとは......。
正直この借金って、今回の話の冒頭でもあるように、ナギとハヤテを結ぶもの。
しかも明確に形があるものだった。
だから、物語が終わっても結局この借金は残るだろうと思っていました。
それが返済された。
当然ナギもこれに困惑する。
だって、借金というわかりやすものがあるから、ハヤテがそばにいてくれると思っていたから。
借金を返してもハヤテは執事を続けることで、彼女のそばにいることを選んだ。
ただこれが二人の間にある爆弾の導火線に火をつけた。
ハヤテはこれまどおり続けたい。
ナギは......確信してしまった。
ハヤテがナギを「好き」なんだ。と。
その爆弾はきっと大きな爆弾だ。
王族の庭城への道は「負の感情の爆発で開かれる」。
というわけで、王族の庭城への道はナギが開けることになりそうだ......。
確かにハヤテのごとく!という物語を進めていく上で、主要キャラがどうやって、どうして王族の庭城へいくのかという理由がイマイチ読めなかった。
私の中では、「マリアさんがその役割を果たす」、「紫子の介入」、「遺産相続絡み/三千院帝絡みでナギが仕方ないからいく」あたりだと思っていた。
でも、今回のナギが鍵になるという示唆によって、彼女とハヤテの間にある爆弾が原因になりえるとわかったことは大きい。
あ!!と気がついた時は「どうして気がつかなかった?」と思ったけど、
無意識的に、ナギが負の感情の爆発させることを考慮外にしていたんだ。
さて、あとは修学旅行レベル5の後始末?
ツグミルリ?
ルカ?
と気になる。
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