ペテルギウスを忘れない。アド アストラ ペル アスペラ第一話A 「Destiny」 このエントリーをはてなブックマークに追加 ペテルギウスを忘れない。アド アストラ ペル アスペラ第一話A 「Destiny」

アド アストラ ペル アスペラ。
この長いタイトル。
さすがに何度も打ち込んだせいで覚えました。
でも長いので、個人的には アドペルの略称でいきたい。

さて、畑先生の月一連載である「アド アストラ ペル アスペラ」。
どういう意味か。
ラテン語だと「困難を克服して、栄光を獲得する」そんな感じですね。

今回第一話のA、Aパートですが、そのカラーで困難を克服し、栄光の宇宙へ。と煽りが入っているので
意味的にもラテン語の意味で取っていい気がします。
40ページ長の作品をハヤテのごとく!と同じノリで感想にするのは辛いかと思って思案中。

この作品は畑先生のバックステージの言葉を借りれば、
「大きな戦争に負けてしまった世界。
 安全だけど、未来へ進むことを諦めた世界。
 見上げた星空にベテルギウスがなくなった世界。」
が舞台です。
地球が外宇宙からきた帝国に侵略されて生活は管理され、文明の発達は止まり、宇宙に行けなくなった世界。

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主人公は、介護ロボに育てられは葉月忍15歳。
幼い頃からロボに育てられたから機械に強くて回路の声が聞こえるというちょっと特殊な能力というか......そういうのがある。
ロボのお母さんからは「誰かのために何かが出来る人になりなさい」と言われて育てられた。ロボットに育てられたから、小さな頃は周りから苛められた。


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シャトーちゃん。
ちゃんといってるけど、男です。
ペテルギウスのようになりたい男です。
ペテルギウスは冬の大三角形の一つ、オリオン座を形成する一つ。
オリオン座の一つだったペテルギウスは超新星爆発でなくなってしまったけど、
みんなは名前を覚えている。
だからそんなペテルギウスのように語り継がれるものになりたい。

メインでこの二人が出てきているのAパートである今回の一話「Destiny」。
カラーで登場している女の子は居ません。
かなりずっと忍とシャトーちゃんがあれこれしているのですよ。

感想的な話をすると、このアドペル(長いから略します)はロボットアニメの第一話のAパート。
いろいろ流れの中で成り行き上主人公がガンダムに乗ることになった。
呼び出された挙げ句「乗らないなら帰れ」と言われたシンジ君。
そんな感じが一番共感を得やすい表現なんじゃないかな。

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空から降ってきた帝国軍のロボットを使って
帝国に反撃しようとする革命戦士だったり、革命伯爵だったりするペテルギウスを名乗るシャトーちゃんを止めようとして降ってきたロボットを帝国軍に返そうと決めた。
帝国軍に返すとなると、ロボに乗る必要があるけど、操縦の仕方とかは回路の声が聞こえるから余裕ですよ!
返そうと思ったら、帝国法が云々かんぬん言われて、死刑だ!と言われた。

ほら、ロボットアニメの一話のAパートじゃないですか。

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元々予告などで「未来まで三万光年」と煽りがついてたアドペル。
今回のカラーで栄光の宇宙へとも言ってることから
忍が何らかの理由で宇宙を目指すことになるんだろう。
地球から宇宙に出て、更にその先にある何かを目指す理由が生まれる。
忍の傍らにシャトーちゃんがいるのかはわからないけど、きっと彼のことがキッカケにはなるんだろう。
そしてまだ名前も出てこないヒロインのためなんだろう。

ロボットアニメだったら、地球を支配している帝国を打ち倒す。
そんな展開だろうけど、きっとこの作品は違うと思う。
誰かのために何かをして、成し遂げるんだろうなーと勝手に思ってます。
Bパートな第二話に期待。