二人はずっと一緒。それが声優! 第10話「進路」 このエントリーをはてなブックマークに追加 二人はずっと一緒。それが声優! 第10話「進路」

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それが声優! 第10話「進路」

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休憩時間でも勉強中の鈴ちゃん。
まだまだ中学生だし、なにせ白皇の中学だからレベル高いんだろうな。
鈴ちゃんは学校にいけないこともあって、そういうときはサヨちゃんにノートを取ってくれてるのかな。
鈴ちゃんがみているノートは、カラフルですごいな。

取材のお仕事は土曜日。
鈴ちゃんはなにか土曜日予定があったのか、不満気味。
元々は土曜日はまずないと言われていたけど、先方の都合となるとしょうが無いところもある。

土曜日の約束はサヨちゃんとのものだった。
サヨちゃんに平謝り。
どういう約束かというと、喫茶どんぐりにデラックスマウンテンビッグパフェを食べに行く。
毎年挑戦するのはサヨちゃんと鈴ちゃんの決まり事。
まさかここで喫茶どんぐりが出てくると思ってなかった。
白皇が出てくるのだから、不思議はないといえば、不思議はない。

放課後は鈴ちゃんの先生との二者面談。
サヨちゃんは待っててくれる。
いつだって、いつまでもずっとと言えるほど仲が良いのはよいことだ。

二者面談では、白皇ではなく、外の学校を受験することを薦められる。
声優をやっているなら出席日数などの関係で、高校での進級はムズカシい。
芸能活動がしやすい学校へいくとなると、サヨちゃんとは別の学校になってしまう。
それが鈴ちゃんとしては辛いことになってしまう。

土曜日いけないなら今日行こうよ!となったけど、喫茶どんぐりは臨時休業だった。

なら仕方ない。

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鈴ちゃんが帰宅すると、鈴ちゃんのお母さんがアルバムを見ていた。
それにしても、鈴ちゃんのお母さん若すぎる件について。
昔の鈴ちゃんは引っ込み思案で基本的に物陰に隠れている写真ばかり。
はじめてサヨちゃんと出会ったときは、カーテンに隠れてしまいにはカーテンに絡まるほどに逃げていた。
いやー、それにしても鈴ちゃんの昔なりたかったものが「きゅうり」とは。
子供ってそういう変わったことを答えることがあるよね。

ラジオの収録で中学時代の思い出はなんですか?というリスナーからの質問。
現役中学生の鈴ちゃんの思い出は......修学旅行、文化祭、体育祭は仕事で参加出来ていない。
思い出になりそうなものに一つも参加したことない。

いちご曰く、国民の義務であるコミケには参加してない。
いや、そもそも中学生にコミケを提示するな......。

仕事帰り、双葉といちごに声優を続けるかどうか、迷ったことないか?と聞いてみた。
双葉もいちごも当然ある。
ただこの二人の続けるかどうかと、鈴ちゃんが思っている続けるかどうかは若干違う。
二人は「生活をしていけるか」という軸を持っているけど、鈴ちゃんはまた違う軸で考えている。

鈴ちゃんのマネージャーから新しい仕事の話がきた。
それは劇場アニメ。
一日がかりの仕事らしい。
というか、一日がかりぐらいで終わるんだろうかと疑問だったりする。
役は神谷浩史さんの妹役。
つまり神谷さんが本人役で登場。
鈴ちゃんに求めれているのは、リアルな15歳の演技。
でも、鈴ちゃんってリアルな15歳というのには、経験値が全然違う気がする。

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神谷浩史さんの登場。
神谷さんは鈴ちゃんにビックリ。
制服姿の女の子がいたらビックリですね。
いざ収録となると、リアルな十五歳に悩む、十五歳な鈴ちゃん。
自然な感じ、リアルな感じでというのは悩ましい注文だよね。
聞き分けがよい、小学生っぽいと言われて、なおさら悩む。

お昼休み中に神谷さんと少しお喋り。
神谷さんからみて、鈴ちゃんはしっかりもの。
十五歳の頃神谷さんは、ゲームや漫画の事ばかり考えていたけど、
それに比べたら鈴ちゃんは真面目でしっかりもの。

神谷さんはわりとネガティブな面がある。
ネガティブ+神谷浩史さんとなると、絶望先生だな!
けど、神谷さんも考えていることがある。
それは声優が声を演じるときはほんの一時だけど、関わっているのは声優だけでじゃなくて多くの人達が積み上げてきたもの、だから信頼に応えないといけない。
言葉は違うけど、そういうことで、それが神谷浩史さんの思い。

デラックスマウンテビッグパフェのリベンジに行く前に
鈴ちゃんはサヨちゃんに進路のことを打ち明けた。
声優の仕事をもっと頑張ってみたい。だから白皇じゃなくて、芸能科のある外の高校を受験する。
サヨちゃんからしたら、自分がいなくて鈴ちゃんは大丈夫なのかと心配。

もう一人で大丈夫だよね?

一番近くで鈴ちゃんが成長していくのをみていたのはサヨちゃんだから
嬉しくもあって離れるのはつらいところもある。
高校は別々になったとしても二人はずっと一緒だ。

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