ハヤテのごとく! 第443話「厄介な血族」

とりあえず、イクサと再会できたわけだ。
けど、記憶を失っているので、すんなりと話が進まない。
周囲からは十年ぶりの再会なんだから、感動の再会シーンとかないの？　みたいな要求がきてるけど、
実の兄が女装してたとか、介護ロボを一撃で沈めたりと、衝撃的なことが続いたのでタイミングを逃してる。
というかね、西沢さん、「私やろうか？ 紳助」ってわりとやりたいっていうのがあるよね？

イクサが見つかったとなると、次の問題は、王玉を持っているのか。
そこなわけだ。
で、昔ハヤテが渡した王玉をしまってある交通安全のお守りをまだイクサが持っていた。
中身的にもまだ王玉は入っていそうな気配。
王玉が穢れていないかという問題もあるんだけど、それはアテネを王族の庭城から連れ出した時に、
ただし柱を切りつけて出てきてるし、宝物にも手を付けてないので、穢れの心配はないだろう。
記憶を失ってもイクサは、お守りが自分と弟を繋ぐ大事なものだという
認識はあるらしいのでやっぱり簡単にはいかない。

というかね？
六歳のかわいい弟が！！
と言ってて、そこから十年経っているという認識はないのかこのイクサは。
うん、基本的にこの兄は、バカなのか......。

なんやかんやあって、王玉を手に入れるために勝負をすることに。
内容は海の家人命を立て直すこと。
物理的な意味ではなくて、経営的な意味でね。
勝ったら、王玉。
負けたら......？　借金ですよ。892万円の借金。
勝負開始は、借用書に押印したときから始まる！
え、なにこれ、カイジ？
ハヤテの借金は一億五千万あるんだし、もう892万ぐら増えても、ほら誤差じゃない？

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