二万体を救う方法 月刊御坂美琴36号 このエントリーをはてなブックマークに追加 二万体を救う方法 月刊御坂美琴36号

とある科学の超電磁砲第33話「八月二十一日」 2010年電撃大王9月号掲載分

美琴は二万体の自分のクローンを救うためにある場所に向かっていた。

ミサカの方は、美琴に拒絶されたときに感じた胸の痛みの正体を研究者に訊いていた。
もしも、自分のクローンが目の前に現れたらどう思うか。

研究者は、自分の生き写しが話しかけてきたら、鳥肌モンだという。
というか、研究者たちの目の前にいるのは「美琴」のクローンであって、
しかも二万体もいるわけなんだが......そこに関しては何も思わないのか。

ああ、そうか、ミサカはモルモット扱いだから、そのあたりのことまで考えてないのか。
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ミサカが至った結論は、美琴にとって自分は否定したい存在だった。

一方の美琴は、ある施設にいた。
樹形図の設計者情報送受信センター。
名前の通り、『樹形図の設計者』と情報をやり取りする施設。

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美琴はここから、「樹形図の設計者」の利用者に対して嘘の情報を流そうとしていた。
そうすることで、少しでも実験を遅延させるのが目的。
そのまま、実験が中止にできれば儲けものか。

樹形図の設計者情報送受信センターの奥に辿り着いた美琴は、
その施設がずっと使われてないことに気がついた。
それもそのはずで、もう『樹形図の設計者』は破壊されているんだから。
そのことを、統括理事会への報告書のデータを読んだことで、美琴は知った。

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『樹形図の設計者』からの情報を操作してどうにかしようと考えていたのだから、
その手段がなくなってしまったことになる。
美琴にとっては手詰まりな状態になってしまった。

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