ONE PIECE 第587話「おれは、逃げない」
国王に、ゴミ山の火事の件が終わったら貴族にしてやろうという約束で、
火を放ったブルージャムだけど見事にダマされて、逃げ道を失った。
大門も閉じている、船も燃やされているため、海に逃げることもできない。
ゴア王国の考え方を象徴してるのが、王宮の子供がいっていた、ゴミ山の人間はどうして人間じゃないの? という問いに対しての答えだろう。
考えてごらん、彼らが貴族に生まれて来なかったのがいけないんじゃないか
もうその発言自体が、貴族に生まれた時点で優劣が決まっている。自分がゴミ山の人間として生まれて来たらどうだったのかなんて考えもしない。
こんな国だから、サボが「貴族に生まれてきて恥ずかしい」といわせてしまうんだよ。
貴族の生活が良ければ、他の人間がどうなっても構わないのだからなー。
海に逃げることもできなかったブルージャムは、まだエースとサボが貯め込んだ財宝を狙っていた。
エースは財宝の在りかを教えることに。今、大切なのは財宝よりも自分たちの命だから。場所を教えても、ルフィとエースを解放しなかった。
二人が嘘を押してる可能性もあるから。
ブルージャムは、エースとサボの財宝を使って、返り咲き復讐を従ってる。
確かに見事に嵌められたのだから、いつか復讐してやろうと思うだろうな。
サボのことを悪くいわれてルフィが、ブルージャムの手下に反撃をしたことで殺されそうになったことで。
エースの渾身叫びで、ブルージャムの手下達が倒れる。
覇気を無意識的に使ったんだろうな。それが、覇王色の覇気だとしてもロジャーの息子であるエースなら納得できる。
エースとブルージャムの間に割って入ってきたのは、ダダン。
一応、親代わりを任されてるからその分の責任を果たそうと思ったのか。
ダダンはさすがに逃げようとするけど、エースは逃げない。
子供がどうにかできる相手じゃないのはわかってるから、ダダンも残った。
ダダンの手下はルフィを連れて逃げる。
それは正しい判断だな。全員が残ってしまって、死んだら意味がない。
ゴミ山の住人が、爆発でできた逃げ道をみつけた。
でも、それはイワンコフのデスウィンクで生まれた道だったんだろうな。
道の先には、革命軍ドラゴンの船があって、自由のために戦う意志があるものだけを連れて行った。
東の海出身のドラゴンは、ゴア王国の状況を知っていたわけだし、いつかこの世界を変えてみせるという目標を掲げていた。
それは革命によって、未来に生まれてくる子供たちが、生まれを恥じることがないようにするためだったのかもしれない。
エースとダダンは、グレイターミナルから帰ってこなかった。
でも、結果的には帰ってくるんだろうな。エースは。ダダンはわからないけど。
戻ってくるまでに時間が掛かってるだけだろう。
サボは父親に連れ戻されて、勉強しろ。
そして『生んであげた』父さんと母さんを幸せにしなさい。
それがお前の幸せだ。
......ホントにダメだな、この考え方は。
自分たちが幸せになるための道具として、子供をみていて、それを実現できる存在であれば、
実の息子じゃなくて、ステリーのような養子ですから構わないのだから。
こんな国から逃げ出したい。
だから、サボはゴア王国に、世界貴族が来る日に、一人出向した。
あー、てっきりサボは革命軍になるのかと思っていたら、
海賊として出向したのか。
どこかでサボと再開することがあるのかな。
さすがにもう既にサボが死んでいるという話の展開はなさそうだしな。
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はじめまして。
・・・・・天竜人に射殺されてしまうなんてエピソードがあったら、分裂以前の天竜人編でのルフィの反応がおかしなことになりますしねー。
ザボからトラファルガーに助けるよう頼んでいたのかなあと考えてますが、タカヒナさんはどう考えてますか?
>ザボからトラファルガーに助けるよう頼んでいたのかなあと考えてますが、タカヒナさんはどう考えてますか?
ONE PIECE58巻でトラファルガーが自分から動き出したようなコマがあるので、そのあたりはないかなと思います。
いずれにせよ、サボはそのうち出てくるのかと思いますが。