ながーいハヤテG.W.編の出来事まとめてみるよー。 このエントリーをはてなブックマークに追加 ながーいハヤテG.W.編の出来事まとめてみるよー。

さてさて、今年もあと少しで終わりになりますがいかがお過ごしでしょうか?
約一年続いているG.W編(ミコノス島編)。
いやー長いですね......(遠い目)。
今回はザックリとどんな出来事があったのかを書いていきます。
キャラの心境の変化などの細かいところまで触れませんが、複数のイベントをいくつかのまとまりにしてます。
おそらく今年最後の更新です。

ワタルと美琴の親子対決
ワタルが今後サキさんと暮らすのか、母親橘美琴と暮らすのか。
それを賭けたギャンブル勝負をしました。

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また、美琴からワタルに対して王玉が渡されている。
その際、「それは道標よ。私には無理だったけど、ワタル君ならその道の先にあるものを手に入れることができるかもしれないわ。
だから、なくしたり奪われたりしないように......大切に持ってて......」
そして、「ただその石は三人だけの秘密の石...絆の石...... だから持っている事、
絶対に誰にも知られちゃだめよ。とくに三千院の人たちには」
これが後に聞いてくるのかも知れない。
帝はこの石が橘家にあることは知らないんだろうな。
きっと、鷺ノ宮家にもあるはず。

RADICAL DREAMERS:REAL SIDE
ここの話は、ハヤテsiedとナギsideで分かれている。
ハヤテsideのエピソードはコミックス四巻に収録されている。

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ここでの話が後のハヤテイベントに繋がることになる。
それを考えると、ハヤテsideの話もこの連載の流れでやってもよかった気がする。
このエピソードでナギがあの日、約束した男がハヤテだと薄々は感づいてる。
そういった流れをみると、うまいなーと思ったりするけど、
やっぱりまとめてやってしまった方がよかったかなー。

地下迷宮
ナギと西沢さん、ハヤテとヒナギク。
それぞれにイベントがあったけど、
メインは王族の庭城に関わる壁画の発見。
フリギア語を読める伊澄はそこから、王族の庭城にまつわる何かを得た。

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壁画に書かれていたフリギア語には、
アブラクサスの柱の森
剣をもって正義を示せ
さすれば道は開かれる
このあとのことについても伊澄は解読して、よくないことが書かれていることを知った。
後々のイベントのための重要なピースになるのかな

王玉争奪戦
半ば忘れられていたような王玉の争奪戦。
それに関し三千院帝からの条件の再提示
文書をもってきたのは霞愛歌。
もともと愛歌は、三千院帝からお使いを頼まれていた。

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ハヤテを倒して、王玉を奪うか破壊したものに、遺産を相続させる。

ビーチバレーとシスターの襲撃。
それぞれイベントとしてあったけど、
実際はヒナギクのイベントと西沢さんのイベントになっていた。

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ヒナギク側では、後のイベントフラグの確立。
これはあとで、重要な意味をハヤテにとってもヒナギクにとってももたらすことになる。

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特に西沢さんのキスは非常に強烈な一撃であった気がする。

雪路と薫先生
こっちはこっちで草津です。
なんかG.W全体を考えると、すっごく印象の薄い場所でもあった気がする。

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若干の進展はあったのは確かだけど、今後のハヤテのストーリー展開を考えるとどんどん埋没していきそうで恐いな。

アテネとハヤテの再会
停止していた時間が動き出すキッカケになった言葉は、

この星でもっとも偉大な女神の名前

アテネの口癖、それをハヤテだけではなくてヒナギクも知っていた。
次々とヒナギクの口から、ハヤテが知らなかったアテネのことを知らされる。
白皇の理事長であったこと。

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十年前のあの時と同じく花園での出会い。
あのときは、黄金に輝くような光の中。
今回の再会は青く冷たい月の光のした。
かつて永遠を誓った少女――天王州アテネ――との再会。
このときは、ハヤテを覚えていないフリをしてた。
でも、言葉の端々にはハヤテを記憶しているようなセリフもあった。
「花畑に迷い込むクセでもあるのかしら?」

まるで以前も花畑に迷い込んだことをしっているような言葉。
このアテネとの出会いで、ハヤテは迷いを抱え込むことになる。
アテネが自分のことを覚えていないんじゃないか?
その疑問を払拭したのが、ヒナギクがアテネのことを「アーたん」と呼んだとき、
アテネが怒ってしまったこと。
アーたんとハヤテが呼んでいたことを、覚えている!


ヒナギクの告白
ビーチバレーの流れで約束したディナー。
ヒナギクにとっては告白することを決意していた重要なイベント。
でも、ハヤテはアテネのことでどこか上の空。
彼自身は必死に悩んでいることを隠しているつもりだったみたいだけど。

悩みのわけを聞いてみたら、アテネのことだと素直にいいだして、改めてどういう関係なのか考え出した。

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ヒナギクが告白しようとしたタイミングで、彼女は自分の好きな人だといった。
だけど、その想いを伝える前にハヤテの口からアテネのことが好きだと告られ、告白することができなかった。


アテネとの対話
アテネの元に向かうようにハヤテの背中を押したのはヒナギク。
迷いがある彼女にとっても答えのようなことば、
好きって気持ちだけでも相手に伝えて、そのあとどうしたらいいのか考えればいい。

アテネの屋敷に向かったハヤテはマキナと一悶着。
マキナの人外な強さに負けて、アテネと10年ぶりの対話に繋がる。

アテネはハヤテの幸せを願っていて、あのダメな両親からハヤテを救い出したいと思っていた。
でも、ハヤテを救ったのは三千院ナギ。
それに悔しさがあった。
ハヤテが嬉しそう人ナギのことを語るのが辛くて、
英霊が表に出てきた。
攻撃してきたのは王族の庭城へ至るために王玉が必要だったから。

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確かにアテネにとっても石は必要だけど、

確かめるために―― 探しても見つからなかった。 万が一ということもある

一体何を確かめる必要があって、何が万が一なのか。

王族の力。 そんなものはいらない。

いや、必要だ

王族の力を求めてる一方でいらないと言っている。

英霊とアテネの間に目的に齟齬がある。 これが完全に一致してしまったらまた難しい問題が出てきそう。


彼に迫られる選択
アテネVS伊澄は、アテネとマキナの前に敗走。
そして、ハヤテに迫られる選択。

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このままでは世界が滅びるかも知れない、アテネを救うには王玉を渡す/破壊する必要がある。
でも王玉は三千院家の遺産相続に関わる重要なファクター。
渡すことなんてできない。
でも、渡さないとアテネは誰にも知られることなくゆっくりと違う誰かになってしまう。

アテネを救うのか、ナギを守るのか。
その決断がハヤテに迫られる。
自分以外の誰かの未来を決める重要な事柄。

このジレンマを抱え込むように仕向けたのは三千院帝。
彼が目指している最終目標はいったいなんだろうか?


選択されるべき彼女が選んだ選択
ハヤテが悩んでいることをナギは勘付いていたし、それをどうにかしてたいと思っていた。
悩みのタネが王玉にあることにも気がついていた。
それが三世院家の遺産相続に必要なこともわかっていた。
でも、それでも、ハヤテを苦しめるのがこの石なら、

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ナギは王玉を壊した。
ナギにとっては、お金とハヤテではハヤテを選ぶ。
それが答え。
ハヤテには出来なかった、ナギとアテネ、お金と人のどちらを選ぶのか。その決断。
これまではお金が守ってくれていた全てを与えてくれていた、
でもこれからはハヤテが自分を守ってくれるのだろ?

ハヤテの決断
アテネとナギをどうするのか。
その答えが、出た。
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ナギを守る執事として、アテネを救う。
それがハヤテの決断。
年内の話ではここまで。
でも、実際王玉が砕けたからといってアテネを救える保証は何もない。
たった一夜で一体どこまで状況が変わり、今後ハヤテが何をしていくのか、それが示されるのだろうか?

G.Wの総括
さて、上のイベントはホントにザックリ書いてるのでかなりひどいことになってます。

G.Wはかれこれ一年やってます。
舞台を三千院家の屋敷と白皇から、ミコノス島やアテネ市などに移しました。
その中で、数々のキャラの関係が変化し、イベントが発生しました。

ワタルとサキさんでは二人の絆が深まった。
ヒナギクとハヤテでは告白保留で失恋状態。
西沢さんとハヤテでは進展がありつつそれ以上はない。
アテネとハヤテでは再会と対峙。
ナギとハヤテでは二人の関係についての再契約。

いくつか山場になるイベントがあったけど、注目処はハヤテが自分自身で決断する必要があった、
ナギかアテネかの選択だろう。
これはハヤテの世界が動き出す重要なイベントであった。
で、ハヤテはナギを守り、アテネを救うことを決めた。
けど、実際ハヤテは自分自身の意思で「決断」したことではない。

結局あの状況に関しては、ハヤテではなくてナギが決断してしまい、
その流れとしてハヤテが今後について決断してしまった。
どこか押し流されてしまったような印象が強かった。

王玉に関して多くのことはわかってきたしナギが口にしていた、

王様が星の力を集めて作った願いの石。
強欲を試す祈りの石。
たとえこの身を犠牲にしても、君を守りたい救いたいという、
強い想いに形を与えた絆の石。
もしもその光を失わず、ずっと持ち続ける事ができたなら、
永遠の向こう側でいつか、
愛の意味さえ知ることが出来るだろう。

というのも気になるところ。
この身を犠牲にしても・・・ハヤテに重ねることができるかなーと思ってみたり。

でも、やっとここにきて王玉が重要なアイテムとして機能しだした。
今までは確かに三千院家の遺産相続に必須なアイテムだったけど、
事実上遺産相続の話なんてあってないようなものだったわけだし。

ハヤテがもっていた王玉は壊れてしまったけど、
まだ王玉はある。
これに関してはハヤテの周りは知らないんだよな。

霞愛歌が持っている一つ。
ワタルが持っている一つ。

おそらく鷺ノ宮家にもあるし、帝がまだ持っているかもしれない。
でも、ハヤテの王玉と異なるのは、王玉の障壁が伊澄によって払われていることかなー。


まだまだ日本に戻るには時間が掛かりそうだけど、日本に戻ってからどうなるのやら。
王族の庭城関係は確実に動き出すけど、ここまでまるで動きがないと言えるマリアさんの世界がどうなっていくのか。
そのあたりが気になります。