アーたんは誰を見た? このエントリーをはてなブックマークに追加 アーたんは誰を見た?



ハヤテのごとく! 第181話「THE END OF THE WORLD 4 世界に届く声で」で、天球の鏡を使ったアーたん。そこに映し出されたのは幼い頃のマリアさん。そのマリアさんに対して、可愛いと言っているハヤテに、「鏡の中の女とよろしくやっていればいい」と言っている。なぜ、アーたんはマリアさんのことを名前で呼ばなかったのかという疑問。もちろん、作品上まだマリアさんの本当の名前を出すことができないというのはあるんだとは思うけど、それでもなーと思うので。



  • アーたんはマリアさんを知らない。

  • マリアさんの名前を言わなかっただけ。


という二つの理由が考えられる。さて、この天球の鏡。自分の知っている人の周囲を映し出せるというのが厄介だったりする。知っている人込みで映すのか、知っている人を取り巻くものを映すのか*1なのかという解釈ができるんじゃないかと。また、天球の鏡を覗き込んだ人によって見える光景が違うとかもあるんじゃないかと思ったり。でも、今回はアーたんの知っている人物とします。この場合、マリアさんは映るべくして映ったのか、それとも偶然映ったのかということが出てくる。偶然映ったとするなら、マリアさんの周囲にアーたんが知っている人物がいるということになります。


マリアさんが映るべくして映ったとすると、マリアさんとアーたんの関係が気になる。姉妹……ということはないんじゃないかなと思っているので、王族の庭城での知り合いだった。と考えられるし、一足飛びならマリアさんは王族の庭城に棲んでいるといわれる神様の関係者、または神。……神は言い過ぎかな。マリアさんと王族の庭城が関係してくるなら、以前書いた始まりで終わりの場所? ハヤテのごとく! 第179話「THE END OF THE WORLD 2 神さまが棲むという城」の感想後記 - 残滓の詰め合わせ。で述べた魔石の入手方法にマリアさんを含むことが可能になる。


マリアさんが偶然映ったとすると、一体誰とアーたんは関係があるのか。マリアさんは既に三千院家にいるので、三千院家の誰かとアーたんが関係してくる。最有力は帝だろう。魔石のこともあるので。紫子ということは考えられる。ハヤテの回想は10年前なので、まだ紫子は存命である。*2しかし、紫子ならば鏡に映るのは、マリアさんではなくナギの方が可能性が高いと思う。帝とした場合、いつアテネと帝は関わったのかということになる。「だから……誰も私の名前を……」とアーたんは言っているが、これは少なくとも親しい、またはアーたんにとって近い人に対する感情があるように思える。その親しい、近い人として果たして帝は適合するだろうか。


それを考えると、アーたんが見ていたのはやはりマリアさんが本命、次に紫子、そして帝、大穴ナギ。というのを考えてみる。ナギの場合は、未だ出てきていない幼なじみの存在がある。


さて、結局アーたんは誰を見ていたのだろう?




*1:知っている人の視点


*2:他界したのは物語中5年前