始まりで終わりの場所? ハヤテのごとく! 第179話「THE END OF THE WORLD 2 神さまが棲むという城」の感想後記 このエントリーをはてなブックマークに追加 始まりで終わりの場所? ハヤテのごとく! 第179話「THE END OF THE WORLD 2 神さまが棲むという城」の感想後記



珍しく感想後記にタイトルをつけてみる。


王族の庭城には普通の方法では踏み込めないと考えた場合、ハヤテはやっぱりしばらくそこにいるんだろうか? 一度外に出ればまた来ることができる保証もないし。その上、父親のことで飛び出してきたようなものなんだし。ハヤテも帰る気もないし。


アーたんの孤独は神様故?とか考えてしまった。もちろん、神が棲まう城というのはアーたんが子供だと思っているから信じていないけど、もし神様で外見だけが幼いと考えると……さまざま想像できる。王族の庭城に関しては一話の扉絵に登場してるけど、他にも気になるのはある。一話の扉絵で妄想するなら、いつかハヤテ、ナギ、マリアは王族の庭城に至るのだろうか?


アーたんの言葉で神がいると信じるなら、やはりマリアさんの存在がそこに絡んでくるんじゃないかな?神の世界から落ちた神という感じで、でも、天王洲アテネはずっと孤独だったからな。


ハヤテとアーたんはお互いに似ているからこそ、孤独と絶望を互いに埋めることに至ったんじゃないだろうか?疑問符ばかりだな、ここの記事は。


さて疑問符が続いたので、魔石絡みでも。
前提として、王族の庭城が特別な場所、世界。踏み込むには何か条件があるとする。
過去に一度は、三千院帝はそこに踏み込んだことがあるんじゃないかな? 魔石の出所を考えた場合に、王族の庭城を持ち出した方が楽。魔石が指し示す道の先にあるものを手に入れる。
その指し示す道というのは王族の庭城なんじゃないかと、天王洲アテネは、「それなりの事情がなければ(ry」、「わざわざココへ来たのは…あそこへ行くためではなかったの?」と言っている。条件を満たしたものは、庭にきて、さらに王族の庭城になにか目的を持っていく。そういう人間が少なくともいるということになる。思い当たるのは、魔石が王族の庭城へ至る条件の一つ。魔石は多少なりともハヤテのごとく!では重大なアイテムであるはず。


つまり、再び王族の庭城に踏み入れた時がハヤテのごとく!の最終回に対して重大な影響があるんじゃないかな。天王洲アテネが未だ同じ場所にいるとする。そうすると、もう一度ハヤテが王族の庭城に入り、アーたんとの再会を果たせる。彼女は成長して、王族の庭城にハヤテと別れたあとも一人でそこにいるのかもしれない。
孤独な少女が一人でそこにいると考えると、そこから連れ出すのではないかな。孤独な世界から、孤独じゃない世界へと。この場合、アーたんの再登場は随分先になってしまうのが問題か。

しかし、連載前の構想段階で、単なるお嬢様と執事の物語では


どうにも上手く回らず、


そこであれこれ考えた末、大した理由はないのですが


『主を失った執事と、執事を失った主の物語』を話を進める土台というか、発想の起点となる設定の一つとしたら面白いのではないかと考えるようになり、ハヤテ、ナギ、アテネ、姫神の四人が徐々に形になっていったわけです。(畑先生のBSより)

元々、ハヤテとアーたん、ナギと姫神のことが土台にあるし。


ただ、連れ出すにしてもハヤテ一人じゃ無理だろう。ナギも必要かもしれない。執事を失った同じ主としてなにか言葉があって、説得になるかも。問題は姫神なんだよなー。どこにいるのか、どうなっているのか、もし姫神が王族の庭城にいるとなると……。


王族の庭城は、もしかしたら、願いが叶うとか陳腐なものとか、この世全てがあるとか、そういう類のものか? だとしたら、三千院帝が魔石に何を願っているのか、ハヤテに魔石の指し示す道の先で十億でも百億でも手に入れることができるといったのもわかる。三千院帝は魔石を見込んだ人物に渡すことで、王族の庭城に自分が行こうとしてるんじゃないか? そして望むのは三千院紫子のことなのかもしれない。アテネがハヤテに興味を持ったというのは、そういった欲を持っていない無垢な子供だからかもしれない。今まで王族の庭城を訪れたものは、皆少なくとも何かしらの欲を持っていたのか。


そして何よりも難しいのは、魔石が王族の庭城へと続く物だという話を、いつ、誰が、持ってくるのか。……姫神か?いろいろと思うけどどうなんだろう?


追記
三千院帝が魔石を王族の庭城で手に入れたとすると、なぜまた三千院帝は王族の庭城を目指すのか?という疑問を持ってしまった……。一度、王族の庭城にたどり着いたらなら、そこで目的を果たせたハズ。



  1. 一度、たどり着いて魔石だけを渡されて、目的を果たせていない。

  2. 魔石はやはり王族の庭城以外で手に入れた。

  3. 若い頃に一度は王族の庭城に至り、今また王族の庭城に行きたいと思っている。


上記が浮かぶけどなー。乱雑日記にトラックバックをいただいたロイヤル・ガーデンの床の模様 - 網創漠蓄を見て思うのは、やはり王族の庭城と魔石は関係ありそう。帝がなぜ魔石を持っていて、その先にある何かを知っているのか?というのがわかってくればなーと思う。理由としては、1と3を推しておきたい。1ならば、帝が既に高齢とか資格を失っている、3ならばやはり紫子の死が絡んでくると思うんだけど。


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