私の望みは 銀月のソルトレージュ5 針のように細い銀の月 このエントリーをはてなブックマークに追加 私の望みは 銀月のソルトレージュ5 針のように細い銀の月

銀月のソルトレージュ5 針のように細い銀の月 (富士見ファンタジア文庫 147-6)
銀月のソルトレージュ5  針のように細い銀の月 (富士見ファンタジア文庫 147-6)

ジネットかわいいよジネット。
ということで、銀月のソルトレージュ5巻――最終巻です。
四巻も読み終わってるんですが、手元に本がないのと、読んでから時間が経ってしまったので記事にできないままです。時間があるときに、読み直して記事を作りたい。

妖精だけれども、戻ってきたリュカ。
魔法と魔法書、不死者たちにまつわることは収束に向かいつつある。
そのために動いているのが、アルト老やアヴィン。
そんな中でリュカとジネットはフェルツヴェンに戻る。

リュカがジネットにフェルツヴェンに留まらないか?と言ったのは、何とも言えなかった。
リュカ自身も言っていたが、プロポーズだよ、それ。
ジネットがその言葉に喜ぶ様というのがまたなんともいえなかった。
二百年不死者としての戦いに身を置いていたんだから、リュカの傍という場所に、自分の居場所があるというのを考えると、ジネットの喜びがね。

威厳と迫力があったジネットがエプロン姿で料理を始めとした家事をして、リュカに甲斐甲斐しくしているのがもう、なんだか新婚さんだな!という具合ですよ。
それでも手を出さなかったリュカ・エルモントに敬意を払いたいです。
だって、ジネットさんたら「その時には迷いうことなく応じるつもりでいると――」(銀月のソルトレージュ5巻P106ページより)とか言い出すんですよ!? その上、「ところで君は、私に何かしたいのか?」(銀月のソルトレージュ5巻P108ページより)ですよ? まったく。 あ、それぞれ前後の文章は確認してください。
ジネット可愛さは、常に私の想像の斜め上をいくね!

アリスに関しては、P185~P199でのリュカとのやり取りが非常に印象的。
物語初期に比べてやはりアリスが押しが強くなったと思うし、リュカが思っている以上にアリスはリュカのことを知っていたし、
リュカはリュカで、なんとか応えようとしてると思う。

銀月のソルトレージュは、エブリオでの出来事が始まりだよな。
エブリオにいた魔女フィオルの妖精、生き残ったクローディア、妖精として生きることになったリュカ。
世界は必ず一人魔女がいる。
だから、魔女はフィオルだと思っていたし、フィオルは妖精を置いて、世界を騙すことにした。自分が魔女でありつづけようと。
アヴィンの行動は間違ってはいないし、彼自身ホントに主役なんじゃないかというように思えた。

ラスボスがあの人物になるとは思っていなかった。
けど、状況を落ち着いて考えれば、確かにその人物はラスボスになるんだな。

最終ページでジネットが「私の望みは――」(銀月のソルトレージュ5巻P370ページより)と言ってるけど、やはりジネットの望みは、リュカと一緒にいることだったのかな。


最後までジネットかわいいよジネットで読んできたけど、銀月のソルトレージュは結構面白かったと思う。
やはり、ジネット可愛さが重要だったけど!
アリスもいいですけどー。

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