イノセンスという呪いをかいま見たD.Gray-man Vol.12 このエントリーをはてなブックマークに追加 イノセンスという呪いをかいま見たD.Gray-man Vol.12

D.Gray-man Vol.12 (12) (ジャンプコミックス)
死にかけのクロウリーに力を貸したのはエリアーデであり、イノセンス。

肉体を捨てて、イノセンスの力を宿した血液だけでもなってもクロウリーは戦い続ける。
死ぬことも容易くないのが、エクソシストなのかも知れない。
ノアの一族も人間ではないけど、やはりエクソシストもいろいろな意味で人間ではない。ノアの一族を倒すこと為に、掛けられた「イノセンス」という呪いなのかも知れない。

決着の果てに、ジャスデロとデビットに深手を負わせることはできたが、もちろん、クロウリーも力尽きた。
ここから先、本誌で神田とクロウリーも含めて生存しているとなると、さすがに困ってしまうなというのが正直なところ。

一方で、アレンたちはロードとティキとの戦い。
ロードはラビと。
ティキはアレンと戦うことに。
方舟消滅までの刻限は徐々に迫る。

ラビはロードからの心を攻撃される。
黒の教団に入る前に持っていた名前。
記録していたこと。
それらを突きつけられる。
ラビがブックマンの後継者として、様々な事柄を見てきたんだろうけどそれは本誌やこの先のストーリーで触れられるときがくるんだろうか?
少なくとも、ブックマンという要素はこの作品において、ノアとエクソシストの戦いの歴史を含めてさまざまなことを知っているのだから、彼らの口から真実が語られてもいいのではないかと考えているのだけど。

ティキはいつかのように、アレンのイノセンスを破壊しようとする。だが、傷ついたアレンのイノセンスは砕けない。
それはアレン自身の心が砕けていないから。

僕の心がイノセンスと結ばれている限り その器である体が滅びない限り 僕がエクソシストで在る限り 僕の大事なものが この世界に在る限り……!!

D.Gray-man Vol.12 第115夜ヨワキ ヒトより

ティキの攻撃によって極限状態なったアレンは、イノセンスとのシンクロ率が100%を超えて「臨界者」となって、新たな力を得る。それはノアの一族の中の「ノア」だけを攻撃する力。
千年伯爵が持っている剣に似た剣。
アレンが主人公であることを考えれば、この手の武器を手に入れることはわかる。
だけど、「アレン」という存在自体がかなり異質に思える。

ティキが敗れた様を見たロードは、ラビの心を砕こうと攻撃を激化させる。


うーん、黒い靴が使えなくなってからやはりリナリーの出番というか、存在が微妙になってしまった気がする。
だけど、アレンとリナリーは、それぞれのイノセンスによって命を助けられたという異例。
ストーリーとしても、重要だしね。
ハートがどんなイノセンスかわからないが、アレンとリナリーのイノセンスの二つで一つのイノセンスである可能性もありそうだし。
複数のイノセンスが、ハートというイノセンスになるのかなと予想はしているけど。
ノアの方舟に入ってから、ストーリーの進みが遅いような気がしなくもないけど。

クロウリーは最後まで戦ったかな。(FC2 Blog Ranking)