紅玉 いづき (2007/02)
メディアワークス
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電撃文庫hpよりコピペ
ミミズクという少女と夜の王が紡ぎ出す、ラブ・ファンタジー。
魔物のはびこる夜の森に、一人の少女が訪れる。
額には「332」の焼き印、両手両足には外されることのない鎖。自らをミミズクと名乗る少女は、美しき魔物の王にその 身を差し出す。
願いはたった、一つだけ。
「あたしのこと、食べてくれませんかぁ」
死にたがりやのミミズクと、人間嫌いの夜の王。
全ての始まりは、美しい月夜だった。
──それは、絶望の果てからはじまる、小さな少女の崩壊と再生の物語。
第13回電撃小説大賞<大賞>受賞作、登場。
うん。素直に良かった。
元々、買う予定がなかった作品。
買わなかった理由は、表紙かな。
やはり、ライトノベルというジャンルは表紙やらイラストが購買意欲においてかなりのウェイトを占めるので。
だが、買うキッカケになったのは友人との雑談。
私も他のサイトやブログで評価が高いこの作品が気になっていたので昨日買って、昨日のうちに読み終えた。
掴み所のないミミズクと、夜の王とのお話。
夜の王と出会ったばかりは、食べたがられて、死にたがりのミミズク。
でも、クロちゃん(ミミズク命名の魔物)と夜の王と関わっていく中で彼女の中に変化が現れたのが良かった。
不器用すぎる夜の王の優しさがいい。
ある意味で、この話はみんなが優しすぎる。
誰かは、息子のため。
誰かは、夜の王のため。
誰かは、ミミズクのため。
それぞれの為に優しかった。
印象に残ったのは聖騎士アンデュークの言葉
「ミミズクを痛めつけ、そうして壊した人間どもと、あの子をいたわった夜の王と、悪はどちらだ。どちらが悪だとアンタは言うんだ!!」
魔物は魔物と言うだけで悪ではないという聖騎士の言葉が良かった。
この「ミミズクと夜の王」は、普段ライトノベルを読まない人もよんではどうだろうか?
いわゆるライトノベルというジャンルとは異なる気がするので、是非とも読んで欲しい。
そして、読み終えたあと「ミミズクと夜の王」の表紙イラストがどういう意味かわかると思います。
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★ 本と本屋と猫まんま ★
TITLE: 明日書きます
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この本は面白かったです。
毎日、その日の気分で適当にブログを書いていますが、こちらの記事を読んで、明日はこの本のことを書こうと思います。(忘れなければ、笑)
その時はTBさせてくださいね。
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TBさせてもらいました。
ありがとうございます。
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猫まんまさん、コメントとTBありがとうございます。
ミミズクは、なかなか面白かったと思います。記事にも書きましたが、普段読んでるようなライトノベルとは雰囲気が違う作品で。
私も記事は割と気まぐれで書いてるので、昨日「あれ書こう」と思っても当日別の記事を書くなんてよくあります。