12月のベロニカのレビューらしき紹介 このエントリーをはてなブックマークに追加 12月のベロニカのレビューらしき紹介
12月のベロニカ
12月のベロニカ
貴子 潤一郎 (2003/01)
富士見書房

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アマゾンよりコピペ
内容(「BOOK」データベースより)
幼なじみの少女と交わした小さな約束。それを果たすために私は生きてきた。『ベロニカ』―女神ファウゼルに仕える巫女の事だ―になるため、彼女は14歳の時に都会に連れて行かれてしまった。私は“ベロニカの騎士”となるべく、彼女を追いかけて村を飛び出した。だが、次代の神の代理人として重要人物となってしまった彼女に、ただの田舎者でしかない私は会うことすら許されなかった。その時から私の旅は始まった。10年の間に、兵士からたたき上げ騎士になり、ついに“ベロニカの騎士”となる13人の候補に選ばれたのだ。だが約束が果たされそうになったその時、事件は起きた。まるで何者かが私の運命を弄んでいるかのように…。過酷な宿命に立ち向かう、純粋な男たちの友情と夢、愛そして闘いを描く!第14回ファンタジア大賞受賞のエターナル・ラブ・ファンタジー。

この12月のベロニカも円環少女と同様に、私が楽しむためではなく物書きの資料として購入しました。
円環少女では、魔法の設定を、この12月のベロニカでは、物語の構成を参考にしたかったので。

しかし、この12月のベロニカ……よかった。
これは良作だと思いました。
結末に向かうにつれて、読み手がある事実に気づきます。
その事実に気がついたときに、貴子潤一郎さんの力に驚きました。
あー、これは確かに私の参考になる。
これは不意を突かれると、泣ける作品です。
中盤以降で、きっと読んだ方の評価が上がるでしょう。

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