半分の月がのぼる空〈4〉のレビューらしき紹介。 このエントリーをはてなブックマークに追加 半分の月がのぼる空〈4〉のレビューらしき紹介。



心は決まっていた。
一歩進むと、薄闇の中にぼんやりと女の子の輪郭が浮かび上がった。
二歩進むと、なんとなく顔がわかった。三歩進むと、笑みが見えた。

「裕一のバカ」

里香はいきなり、僕をけなした。

アマゾンよりコピペ。
内容(「BOOK」データベースより)
里香の手術が終わった。手術直後、主治医夏目の口から放たれた言葉に、僕は戸惑う。そして訪れたのは、生ぬるい日常だった。あまりにも当たり前で、捉えようのない日々。戸惑う僕に、新たな現実が迫ってくる。もう里香には会うな、邪魔なんだよ、おまえは―。一方、その宣告を下した夏目は、ずっと僕を避けていた。ヤケになった僕がバカ騒ぎを繰り広げる夜、ヤツは亜希子さんに自らの過去を語りだす。それは失ってしまった者と失おうとしている者の思いが交錯する夜だった。橋本紡&山本ケイジが贈る、大好評シリーズ第四弾。


ああー、よかった。
第二話、第三話の「夏目吾郎の栄光と挫折」も、第四話「僕たちの両手は」も。

てか、四巻がよかった!

うすうすは気づいていたけど、夏目は裕一なのか。
……こう書くと、なんか意味を取り違いそうだが。
夏目は裕一なんですよ、きっと。
待て、「半分の月がのぼる」はミステリーとかSFとかじゃないって。
いや、だからきっと、夏目は裕一なんですよ。きっと。
だから……以下略。

ま、なんとなく意味は伝わったものとして。

今回は全般を通して、夏目のことに対して触れられるわけですよ。
あいつも苦労したんだなー。いや、そんな言葉で片付けてはいけないのよ。
なにせ、夏目と小夜子はもしかしたら、裕一と里香かもしれないのだから。
ま、先を読んでないからわからないけど。

「福音を告げる場所」さんの名台詞という記事で言われてる、


「里香のためだと思えば、なんだってできるだろ。本当に欲しいものは自分の手で強引に掴み取れよ。お前の両手はそのためにあるんだぜ」

は、確かに名台詞だ!

あー、夏目。ちょっとは見直したよ。

貴方の両手は何のためにありますか?

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ありがとうございます。

てな感じにレビューらしき紹介。
おりょ、いつもよりレビューっぽいなー。
普段もこのぐらい書けばいいのか。
110冊近く、レビューしてきて今更気がついた。

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