よふかしのうた 第189夜「弟離れ」

コウはアキラにいろいろと報告しないといけないことがある。

1. 学校にいかないこと
2. ナズナと両想いになったこと。

アキラは前者の「学校にいかないこと」よりも、
始業式にこなかったことが知りたかったみたい。
あれはもうコウがいろいろ考えてたら動けなくなったわけだしな。

で、両想いのことは、コウがあまりにさらりと言うから驚きよ。

コウが両想いになったことの意味をアキラも理解してくれた。

吸血鬼になれない。
それだけじゃなく、ナズナがコウの血を吸ったらどうなるかわからない。

でも、コウが吸血鬼にならなくても一緒にいることはできる。
そう「付き合う」って形があるよね！

......コウの頭にそういう関係性はなかった。
アキラが言うようにスタンダードな関係だと思うんだけどなー。

今回の話で、アキラとコウの関係は一区切りかな。
たぶんコウとアキラはこれまでみたいに積極的に関わらないだろう。
だから、アキラは徐々に吸血鬼界隈とも疎遠になっていくんだろうな。

これからコウが離れていくことを理解していて、
弟みたいな存在だったコウがいなくなることに寂しさを覚えている。

全く出番がなくなるわけじゃないんだろうけど、
ここからコウとナズナの物語を進めるためには、
ストーリーに関わる登場人物の関係に区切りをつけるんだろうな。

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