君と君が決めろ。 よふかしのうた 第182夜「それでは行ってらっしゃいませ」 このエントリーをはてなブックマークに追加 君と君が決めろ。 よふかしのうた 第182夜「それでは行ってらっしゃいませ」

よふかしのうた 第182夜「それでは行ってらっしゃいませ」

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目代さんとコウの、ナズナに秘密のデート開始。
舞台は、皆大好き、某テーマパーク。
たぶん、きっと、デートの鉄板スポットの一つですね。

コウは普通に遊び尽くすつもりだ。

確かにコウは楽しそうなんだけど、
アトラクションに入るわけではないんだな......。

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彼自身はアトラクションに入らなくても、
「探偵さんのこと好きだから何でも楽しいと思います」
とか言う。
それで目代さんはなんでコウがモテるのか気が付いた。

無自覚にこういうことを言うからだ。
そうやって周囲の女の子を勘違いさせてきたんだ。

目代さんがそんなことを考えてたら、
むかついたので彼女のなりの反撃開始。

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目代さんはナズナからコウのことを任されている。
それをナズナの意図しないやりかたで実現する。

コウがナズナに血を吸われてから三ヶ月。
吸血鬼になれる猶予は初めて血を吸われてから一年。
つまり、あと九ヶ月。

「九ヶ月もある」ではなく「九ヶ月しかない」。
目代さんの謎の理論
「人が特定の相手に恋をするまでの期間はだいたい3ヶ月」
......根拠はない。
ただ、コウを言いくるめることができればいい。

で、目代さんはコウに「もう少しナズナといてやりなよ」とけしかける。
コウとナズナは出会ってからいろいろあった。
最近で大きいのは、マヒルとキクのこと、目代さんのお父さんのこと。
それらに手を出してきた。
でも、「ナズナのことを第一優先に考えるべき」だと目代さんはいう。

確かに北海道の話終わってから、
露骨にナズナと一緒にいる時間は減ってるからな。

目代さんは
「(ナズナは)一刻も早く夜守くんの前から消えること」

「夜守コウが人間か化け物か」
は、本人達が決めることだとした。

だからナズナのことは放っておく。
コウのことを任されたけど、けしかけるという形で背中を押した。

あとは本当に当事者同士がどうなるかだな。


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