レンタルマギカ妖都の魔法使いのレビューらしき紹介 このエントリーをはてなブックマークに追加 レンタルマギカ妖都の魔法使いのレビューらしき紹介

レンタルマギカ妖都の魔法使い (角川スニーカー文庫 177-11)
<協会>の格付け審議のため、アストラルのメンバーはロンドンへ。
ロンドンと言えば、穂波やアディリシアの母校の<学院>がある。
元々ランクの低いアストラルが格付け審議の為にロンドンの、<協会>の本部まで呼び出されるとは。
いつきが、社長になってからの一年で起こった様々な出来事、更には前巻のレンタルマギカ吸血鬼VS魔法使い! [AA]で、金翅院から委譲された霊地が引き金になったみたいだが。

無事に審議が始まり、終わるわけもない。
ロンドンで起こっている魔法使い殺人事件の現場で、猫屋敷たちが目撃したユーダイクス・トロイデ(らしき人物)、穂波が持ってきた伊庭司の原書(オリジナル・グリモア)を奪った(ついでにいつきが攫われる)ラピス。
ユーダイクス(らしき人物)とラピスの組み合わせだから、二人が魔法使い殺人事件に絡んでいるように思えたけど、実際は原書の強奪と魔法使い殺人事件は別々のこと。

ラピスに攫われた?いつきが、見たのは首だけになったユーダイクス。
ユーダイクスは、人間ではなくて、昔作られた自動人形。
奪われた首から下の身体は、魔術決闘でユーダイクスが破られたから。
でも、前にいつきたちがユーダイクスと戦った時のことを考えると、
ユーダイクスを負かした相手がどれだけの実力者かよくわかる。
いつき不在の中でも、<協会>の審議の時間がジリジリと迫る。
ユーダイクスの身体が奪われたことで、魔法使い殺人事件との繋がりが見始める。
もちろん、暗躍しているのは<螺旋なる蛇>。

<螺旋なる蛇>の目的は、ロンドンの瀉血。
簡単に言えば、ロンドンの汚れた呪力を集めること。
そのために、魔法使い殺人事件を起こした。
被害者の十二宮と奪われた身体の部位。
それらも魔術的な意味があったわけだ。

物語後半から起こるユーダイクスの身体を奪った<礎>(イエソド)と猫屋敷の戦闘は凄かった。
穂波とアディリシアも戦闘能力は高いけど、猫屋敷も相当だな。
幾ら猫屋敷が言うように陰陽術がありとあらゆる呪術の寄せ集めだからといっても、他の呪術のエミュレートをこなすというのはスゴイ。

<螺旋なる蛇>の一人、メルキオーレが<協会>の審議がおこなわれている<学院>を襲い、<協会>の副代表であるダリスが狙う。
だけど、ダリスから裁く許可が出た影崎が一番デタラメだった。霊脈を強引に上から押しつけてしまうなんて……。
魔法使いを裁く魔法使い影崎……すげぇな。

印象的だったのは、猫屋敷が黒羽にいった黒羽が一番いつきと長い付き合いになるのではないかというところ。
確かにアストラルは、様々な理由で集まった魔法使いの集まり。
みかんなら葛城家の事情。
猫屋敷、穂波もそれぞれの事情。
アディリシアに至っては、言うまでもなく。
そういうしがらみに囚われていない存在というのは、黒羽だから。
彼女こそが、最後までいつきと一緒にいられそうだ。
だけど、彼女はいつきで出会う前の記憶も、生きていた頃のことも覚えていないからもしかすると物語を左右する存在になり得るのかも知れない。

影崎が桁違いすぎる(FC2 Blog Ranking)

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