城平 京 (2007/02/22)
スクウェア・エニックス
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前巻から5年を経て、やっと新刊です。
元々は、スパイラルと同時展開するはずだったのに……。
全体としては、本編で鳴海清隆が出たからといっていきなり清隆を出すのはどうよ?スパイラル・アライブ固有の読者が混乱するでしょ?
本来主人公格であるはずの「関口伊万里」、「沢村史郎」、「雨苗雪音」から本編のスパイラルでも登場したブレードチルドレン「浅月香介」、「高町亮子」の二人が主人公になったという印象。
でも、高町亮子はかわいいからよし。
清隆を存分に使えるようになったからか、清隆が妙なギャグキャラに……カエルの着ぐるみを着てみたり、シリアス場面でパンダの着ぐるみなのは、緊張感に欠ける。
スパイラルの数年前だから、いろいろとキャラが出ているわけだが。
やはり、私個人としては白衣の「土屋キリエ」がいいね!
キリエちゃん可愛いよキリエちゃん。
雨苗は雨苗で魅力的。
タカヒナとしては、「高町亮子」、「土屋キリエ」、「雨苗雪音」の三人のヒロインでスパイラル・アライブは構成されています。
さて、ストーリーで気になるのは雨苗が両親から相続したという話の「ミカナギファイル」の存在。
一体コイツに何の情報が入っているのか。
巻末の次巻予告から察するに、「行方不明のブレードチルドレン13人を見つける情報」が入ったファイルかなと。
でも、それだけじゃ、ブレードチルドレンを殺し回っている雨苗の行動の真意がわからない。
ブレードチルドレンの一人、シャーロットによって両親が殺されたことへの復讐だけには思えない。
ミカナギファイルの存在がなー。
この展開だと、気になるのは一応メインヒロインのハズの関口伊万里の存在意義。
今のままなら、ブレードチルドレンの亮子、浅月、理緒など、雨苗、沢村。そして、神である鳴海清隆がメインで話が進む。
関口伊万里がどう絡んでくるのか。
関口伊万里はある意味でスパイラルの「結崎ひよの」の位置にいる気がする。
本編が終わってからの連載再開なので残念なのが、このスパイラル・アライブがスパイラルと同時展開されていたことを考えたときだ。
たぶん、このスパイラル・アライブのストーリー展開は同時展開であれば多少異なったはずなのだ。結末は同じであっても、ここまで積極的に鳴海清隆が絡んでこなかっただろう。顔を出さずに絡ませるための処置として「カエル」や「パンダ」の着ぐるみがあったのかなと思う。
また、同時展開であれば、スパイラルの最終回の感じ方が異なったと思う。
沢村や雨苗がスパイラルに絡んできたかも知れない。そういったリンクを楽しむための同時展開であったはず……。そこが残念。
果たして、スパイラルの時間軸では雨苗や沢村は一体どうなったのだろうか。
雨苗、沢村、関口は、未来が決定されていないからなー。
ブレードチルドレン、鳴海清隆は、スパイラルでも出てきているから生き残り確定だし。
あ、スパイラル・アライブではさすがに鳴海歩は出てこないのかな?
出てきたら、出てきたで愉しそうだが。
読んでいない方は、一巻から読むといいかも。
それにしても、今回はまともにレビュー書いたな。
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