2007年1月20日
細音 啓 (2007/01)
富士見書房
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――始まりはあの日交わした約束――
Amazonよりコピペ
出版社/著者からの内容紹介
誰かのもとへ還りたい--切ない願いが紡ぐ、詠うファンタジー!
物体の名前を詠うことで呼び寄せる召喚術・名詠式。その専門学校に通うクルーエルは、異端の夜色名詠を専門にしている転校生・ネイトに興味を抱いていた。同じ頃、学校に伝説の名詠士・カインツが現れて--!?
富士見ファンタジアの新人さんの作品。
買った理由は、イラストとタイトルですかね。
タイトルが気になったので。
学園物ですね。魔法学校みたいなところを舞台にした。
魔法に相当するのが、「名詠式」というもの。
平たく言えば、召喚術みたいなものかな。
で、名詠式は、五種類あって、「赤色」、「青色」、「黄色」、「緑色」、「白色」がある。
それぞれの色を持ったものを媒介とする。
物語の始まりは、イヴマリーとカインツのとある約束。
イヴマリーは、五色以外の「夜色」の名詠式を完成させることを。
カインツは、一つの系統だけでも極めるのに10年かかる名詠式を五色すべてを十年以内に極めることを。
実際物語の主人公は、イヴマリーとカインツの両名ではなく、ネイト。
クルーエルとネイト、ミオのやりとりなどはなかなかよかったかな。
序盤にしか名前が出てきていないキャラが後半に出てきた時は誰だったか忘れていた。
いろいろと疑問は残るけど、許容範囲内。
そういえば、後半の騒動の犯人はどうなったのだろうか?
作品全体としては、可もなく不可もなくが正直な感想。
もう少しイヴマリーが、夜色に対して行っていく様を掘り下げても良かった気がするけど。
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