よふかしのうた 第195夜「どうせどこにも」
時間が進んで気が付けば夏休み。
昼間の学校にナズナと一緒に行って、学校帰りに喫茶店に寄り道して、
美味しいパンケーキ食べる。
帰り道に未来のことについて話したり、行きたい場所の話をする。
そんな話をしていて、ナズナは自分の置かれている状況に気が付く。
コウと同じ学校に通う。
昼間に出歩く。
一年先のことを考える。
コウとも会わないようにしている。
なのに、コウが目の前にいる。
そんなことができるわけがない。
それができるのは場所は、夢の中だけ。
吸血鬼としてではなくて、たぶん人としてコウと出会っていたら、
やってみたいと思っていたことなんだろう。
よふかしのうた 第194夜「昼夜逆転」
お別れの会から数日が経った。
たくさんの人たちが町を離れた。
コウはナズナとお別れの会から会っていない。
というか、会えない。
吸血衝動を抑えているナズナのそばにコウがいたら
血を吸いたくなるよな。
でも、そうやって、ナズナといつまでも会わないでいるというわけにもいかないよな。
よふかしのうた 第193夜「正々堂々」
コウは何にストレスを溜めていたかというと、
自分の周囲が勝手なことを言って自分たちだけが満足していること。
そしてやっとナズナと両想いになったのに、血を吸ってもらえないこと。
ハルカの説明不足のこともムカついてる。
......ハルカはわざとやってるんだろうけどね。
よふかしのうた 第192夜「めちゃくちゃすぎる」
「よふかしのうた」は200話で完結。
本当にあと少し。
クライマックスも近いとは思っていたけど、
こんなにすぐとは。
ハルカはコウに「話がある」と言ってたくせに、
話なんてなかった。
今のハルカは、ナズナが死ぬ要因がコウにあるのだから、
その要因を取り除くために動いてる。
よふかしのうた 第191夜「吸血鬼らしく」
ハルカはナズナと出会って、彼女がハルさんの姿そのままで、
ナズナのために生きたいと思っていた。
だから、ハルカはナズナが弱っていることに気が付いたんだろうな。
その理由がコウの血、そもそも血を飲んでいないから。
コウの血を飲めない。
コウ以外の血を飲まない。
その理由がコウにあると、ハルカは考えた。
だったら、排除する。
よふかしのうた 第190夜「お別れの会」
今回は「お別れの会」。
アザミ、ハルカ、ススキがそれぞれ町を離れるから
「お別れの会」。
アザミとハルカは地元に帰る感じ。
でも、ススキはベトナムに行く。
理由は行ったことがないから。
ススキは元々定住地を決めずに、各地を転々としていたみたい。
訪れた地で情報交換して、吸血鬼やその生活を知るのが好きらしい。
よふかしのうた 第189夜「弟離れ」
コウはアキラにいろいろと報告しないといけないことがある。
1. 学校にいかないこと
2. ナズナと両想いになったこと。
アキラは前者の「学校にいかないこと」よりも、
始業式にこなかったことが知りたかったみたい。
あれはもうコウがいろいろ考えてたら動けなくなったわけだしな。
で、両想いのことは、コウがあまりにさらりと言うから驚きよ。
よふかしのうた 第188夜「"ぬるい"ッ!!」
前回の話で、コウとナズナが両想いになった。
気持ちが通じあっても、二人は友達だ。
これまで通り友達でいたいと思っても、
そのままではいられず、恥ずかしかったり、気恥ずかしかったり、嬉しかったりする。
それがコウが経験してこなかった恋であり、
知りたかった恋愛感情だ。
よふかしのうた 第187夜「今までで一番」
ナズナに言い訳(酒)を用意した。
でも、酒は一缶じゃたりない。
冷蔵庫にあるやつも追加で持ってきた。
Q. 今のナズナとコウの関係性は?
A. 友達。
そう友達というのが、コウの認識。
だから、ナズナはコウの血を吸いたくない。
友達でいすぎた。
要するに関係性が固まってしまったから、その先への変化が望めない。
だったら、コウが人間の生活に戻った方がいい。
と言っているが、これらは当然ナズナのコウ向けの嘘ですね。
ナズナが血を吸わないと決めたならそれでいい。
もう会わないというならそれでいい。
でも、それで引き下がるコウではない。
よふかしのうた 第186夜「言い訳」
コウが、夜中にナズナの部屋を訪ねたけど、いない。
夜の街を探し回してもいない。
とにかく一度、ナズナと話をしたい。
ナズナとは仲が良い。
会って話をすればどうにかなる。
ちゃんと話ができれば......どうにかなるよ。
ただ、ナズナが見付からない状況って、ナズナが一緒に居られないと口にしてたから、
避けられてるとか、いなくなったとか過ってしまうよね。