よふかしのうた 第69夜「自分探しにはもってこいだ」
ナズナの過去を調べて、弱点になる「人間の時に思い入れの強いもの」を探す必要がなくなった。
そもそも生まれついての吸血鬼なのだから、それに該当するものがないのだから。
一方で、鶯餡子がいってた「吸血鬼を殺す方法は一つじゃない」が気になる。
それはそれとしても、コウはナズナのことをもっと知りたいと考えている。
つまりこれまでの「過去探し」から「(ナズナの)自分探し」に変わった。
自分探しについて、ナズナは疑問があった。
一体何を見つけたらゴールなのか。
自分探しはしたことないけど、
ああいうのは普段とは違う環境、または文化に触れることで、
自分がやりたいことを見つけたり、元いた場所に戻って当たり前だと思っていた事が
大事だと気が付いたりするものなのじゃないかな。
コウくんは
自分探しと旅は似ていて、
旅でいろいろな経験をして、
「やっぱり家が落ち着くなー」って言えるのがすごいこと。
そう考えると、自分探しは手段が目的なところがあるんじゃない?
という考え。
トニカクカワイイ第143話「約束と約束について」
朝起きたら司の姿がなかったから銭湯の方にくるよなー。
要から見ても、「ケンカしたの?」と思うぐらい。
銭湯の方に司が少し顔を出してたみたいだけど、
後ろ姿は寂しそうだったから、それをみて要は夫婦喧嘩だと思ったらしい。
ナサは最初のキスの記憶違いが原因だと思い立ったけど、
それは確かに正解なんだよな。
ナサの持っている情報量からそれが主たる原因になりえると考えるのは当たり前。
けど、実際はそれよりも大事なこと。
要がいうように、ナサはキス以上に大事なことを忘れている。
それを思い出して、その上で......というのがこのシリーズで大事なこと。
よふかしのうた 第68夜「あの光一つ一つ」
カブラが務めている病院を探偵鶯餡子が訪れたけど、
本田カブラの私物は既に処分済み。
これは前の話でもあった。
気になるのは、「吸血鬼を殺す方法は一つじゃない」といってること。
これまでは吸血鬼が人間だった頃の思い入れが強いものが弱点になり、
それで吸血鬼を殺せた。
鶯餡子はその方法以外も知っている。
そうなると誰かが、その別の方法で殺されることになるんじゃないかな。
もしくは死なないまでも窮地に陥るんじゃないかな。
トニカクカワイイ第142話「誤解と誤解について」
司の過去の話。
昔の名前は覚えてない。
その名前はいつの名前なんだろうか。
司自身が不老不死になる前? それとも?
ただ「司」という名前だけは残っている。
司のモノローグからすると、「司」という名前は誰かからもらったもの。
さらには「願いは必ず叶う」という言葉もくれたらしい。
それを信じて、司は歩き続けていた。
「願いは必ず叶う」といった人はある意味正解なんだと思う。
けど、願いが叶うまで歩き続けてる間は「呪い」だと思うんだよな。
いつ必ず叶う? じゃあ、それはいつなのか?
もう疲れた、立ち止まっていいのか?
そうやって思ってしまうと思う。
司が気まぐれで助けた娘(時子さん)が、その願いを叶えた。
本誌を読んだ限りは、司の願いは、月にいくことだったんだろうな。
司本人は月には行ったないけど、宇宙で月を観測することで達成できたのかな?
たぶん司が思っている「何か」は月になかったんだろう。
まあ、我々が知る限り、月には生命はなさそうだしな。
月面都市があるわけでもないし......。
それはかぐや姫がいるわけではなかったことになるのかな。
そうなると、トニカクカワイイにおける、かぐや姫と月の使者とかそういうのって......なんだろう?
よふかしのうた 第67夜「クオリティーを聞いてるんじゃねぇよ!」
前回までのあらすじ。
ミドリの私物はエルジーくんが回収してるから、
エルジーくんの弱点(私物)を探せ!
エルジーくんは自分の弱点を知ってるのに教えてくれない。
だからどうにかして聞き出そうとしている。
出てきた話が「三郎系ラーメン」を食べてること。
吸血鬼にしてはエルジーくんは太ってるらしい。
なんだてっきりその状態で眷属になったから維持されてるのかと思っていたよ。
本来吸血鬼は血以外を摂取する必要はない、なんなら食べたいとも思わないらしい。
なのに、エルジーくんは三郎系ラーメンを食べている。
なんで食べてるか。
それはただの習慣。
人間だった頃に、三郎系ラーメンを食べてたときの名残なんだろう。
食べる必要がなくても、習慣として三郎系ラーメンを食べている。
結果、エルジーくんは吸血鬼にしては太っている。
いや、その話はよくて、弱点はどこにいったよ。
トニカクカワイイ第141話「千年の孤独」
前の先行最終回から休載挟んでの新シリーズ。
楽しみにしていました。
今回の話では竹取物語について触れられています。
竹取物語はすぐ読めるのでどういう話か読みたい人は
電子書籍などでサクッと購入出来るので、この機会に読んでみるのをオススメします。
竹取物語の最後は、かぐや姫が月に帰ることになります。
その際、翁と帝に残したものが「不老不死の薬」。
この「不老不死の薬」は、帝が岩笠(調石笠(つきのいはかさ))に山に捨てるように命じた。
その山が不死の山、富士山と呼ばれるようになった。
竹取物語が9-10世紀に書かれたけど、正確な時期は確かハッキリしない。
誰が書いたかもわかっていなかったはず。
確かなのは2021年の今から1000年以上昔に書かれたこと。
よふかしのうた 第66夜「教えまてん!!」
コハコベミドリは過去に興味がない。
でも、「過去」は存在する。
だから、ミドリにとって過去と向き合うのはめんどくさい。
舞台は秋葉原へ。
秋葉原といえば、オタクの街のイメージがあるけど、
そこまでオタクっぽい人って逆に少ない。
作品内でも言われているけど、秋葉原が一般化しすぎたのかもしれない。
昔はそれこそ「オタク」がいる街だったけど、オタクの定義というかそういうものが
広がったおかげで、想像するような「オタク」は少なくなってるのかもしれない。
ミドリの眷属が秋葉原にいる。