ハヤテのごとく!第252話「ここから先の未来」
ナギはハヤテがひどいヤツだという。
理沙にプールに落とされたとき助けてくれなかった。
友達とじゃれ合っているだけだったよな......。
万が一ということもある。
人は水に浮かない。
............いや......うーーん。
まあ、いや、浮くよ?
友達とのじゃれ合いでも主のピンチを助けるのが執事。
ナギが冗談半分にいったことにもまともに謝罪するハヤテ。
もう余裕も何もないだろ・・・。
王玉とは人と人の絆を試す星の石。
まさに、今のハヤテに状況だな。
アテネとの絆、ナギとの絆。
それらを試されてハヤテは悩んでいる。
感のいいナギは気がついていた。
ハヤテが王玉のせいで苦しんでいたことを。
ハヤテが王玉のことで悩んでいることに気がついたのは何がきっかけだろうか?
ただ、ハヤテが落ち込んでいるだけなら、王玉まで考えが至らないだろうな。
シスターに一時的に奪われたことはナギは...たしか知らないハズだし......。
ま、ハヤテの王玉は三千院家の遺産相続にかかわるもの。
そんなものをハヤテが持っていて、奪われないようにしているのだから、
不安の種という捉え方もあるか。
ハヤテが言い訳をしようとすれば、その言葉すら止める。
言葉は不完全。
不完全なものを使えば、誤解が生まれる。
そして、誤解する。
だから、言葉はいらない。
ナギがハヤテをみて、雰囲気を察して、気がついたのか。
貴重な石が、三千院家の遺産相続件を争う石が、ハヤテを苦しめる。
なら、こんな石はいらない。
この時点で、ルートは決まった。
ハヤテが、アテネかナギかの選択をするよりも先に、
ナギが、ハヤテか遺産かの選択した。
執事が主を守るように、主もまた執事を守る。
ナギが遺産を放棄した。
これは過去に書いてきた、
ナギが自分から三千院家の遺産を放棄しないとこれは難しいか。
あとナギが「ハヤテが何かに困っている」としか知らないから。
選択肢の話は、ハヤテが自分で答えを見つけないとな。
『誰かから』与えられる答えじゃなくて、『自分の』答えをみつけないと。(天秤を揺らすのは誰? ハヤテのごとく!第251話「夜に光る」 - タカヒナの日常境界線より)
に近いものがある。
お金とハヤテを天秤にかけてハヤテを選んだ。
お金よりも大事なものとしてハヤテを。
ナギにとっても、ハヤテにとっても、この選択で各々の世界は大きく動くことになる。
一人の世界が動くことでも大きな波紋だというのに、二人の世界が動いた。
どれだけのうねりが周りのキャラクターに影響を与えるのだろうか。
これから先の未来
遺産を放棄したというよりも、ハヤテが苦しんでいた根本的な原因の排除。
そして、三千院帝の企みも水の泡。
気分爽快だな。
じゃないって!!
ナギは遺産相続じゃなくて、別の目的が三千院帝にあることを知ってたのかな。
単純に帝のシナリオに乗るのが嫌だっただけかな。
石を壊したことで何百兆円のお金を相続する権利を失った。
でも、そんなことよりもハヤテが苦しまなくていいならそれでいい。
今まではお金がナギを守ってきた。
ナギにとって、お金は力。
人生をあらゆるものから守っている大事なもの。
何もかもお金があればこそ。
『これまで』はお金が守っていた。
お金がなくなるなら、『これから』はハヤテが私を守ってくれ。
ナギかアテネかの二択の答えは、第三の選択になった。
というか、それにされた。
一応、間接的にアテネを救う道になったように見えるけど、
アテネも救って、ナギを守っていかないといけない状況になっている。
でも今後の展開にもよるけど、ハヤテは結局なにも選択できなかったへたれ......。
一ヶ月近くハヤテが思い悩んで結果が、ナギによる王玉の破壊。
結局、選択肢の選択を他者にされてしまったようなもの。
さすがに今回はハヤテに決断して欲しかったなー。
でも、もうハヤテはナギの言葉で今後自分が何をしていくのかは見えたんじゃないかな。
ハヤテはナギに、過去でも未来でも僕が君を守るから!!! 一緒に!!
一緒に星をも見に行きましょう!といってるわけだし。
前述のように、ナギが遺産を放棄した。
自分の人生の構成要素であった『お金』を捨てて、ハヤテを選んだナギに待つのは、
そう簡単ではない生活のはず。
今後の展開がまだわからないので、どうにでもなるんだよな。
本当に遺産相続権を失ったのかな......。
それすらも疑問になってきた。
ナギが、お金よりも大事なものを選べるのかどうか、その試験に見えてきた。
こうなってくると疑いばかりが。
でも、ここで帝が遺産相続権を剥奪しなかったらつまらないよなー。
ナギが帝の計画も水の泡だと思っていることも、帝の手のひらの上になってしまうもの。
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どうも、はじめまして。
いつも読ましていただいております釘宮病患者Dと申します。
コメントはしていなかったのですが、
今回はどぉしてもコメントしたくてしたくて・・・しました。
多分だけど今日のハヤテの話の中で気付いたことを書きたいと思います。気付いてしまったことというほうが正しいかも・・・;
今回の話、普通に読んでれば「ナギは本当に偉い子だなぁ」と感じる感動的な話なんですよ。
でも、読んでて前の話とか思い出してると、なにか違和感があったんですよねぇ・・・。
で、その気になったところというのは、「ナギ自身が王玉壊してるけど、それって誰が遺産相続すんの?」ってとこです。
たしか、石を壊した人が相続できるのが条件だったような・・・と曖昧な記憶が私に語ってたのが、案の定、調べて見たらそうでした。
てことで、この考えだとナギが改めて遺産を相続するというオチにたどり着いてしまいました;
こんな大げさに言ってて違ってたら恥ずかしいですけど、合っててもなんてこと思いついてんだ!というかんじ・・・。
ここに書き込んどいてアレなんですが、これ読んでも、疑って来週のを観ると楽しめると思います。
色々すいません、文章とかもヘタで;
それでは、また読みに来ます。
釘宮病患者D さん
コメントありがとうございます。
正直、来週の焦点は遺産相続件の話ではなくて、
ハヤテがどうするのか。
そこですね。何を決めるのか。どうか。
まあ、遺産に関してはまだあまり重要ではないでしょう。
相続条件に関しては確かに破壊したものですが。
それはあくまで三千院家ナギ以外が相続する場合のみだと思ってます。
三千院ナギが三千院家の遺産を相続する条件はハヤテの王玉が奪われることもなく破壊されることもなかった場合かと。
もしかしたら、相続該当なしになるかもしれませんし。