人にわかりやすく説明するって大変だよね。 トニカクカワイイ第270話「理解は遠く」 このエントリーをはてなブックマークに追加 人にわかりやすく説明するって大変だよね。 トニカクカワイイ第270話「理解は遠く」

トニカクカワイイ第270話「理解は遠く」

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ナサが不老不死システムの運用を考えた場合、そのままの構成では運用しない。

地上の司と月の向こうのデータの同期が切れることは想定済み。
もし、同期が切れたとしても運用に影響が出ないようにするために対策を打っておく。
それはそうだね。
システムの継続は大事だからね。

ナサくんは「僕ならシステムにRAIDを組み込んでおく」。
RAIDについてはGoogle先生に聞いて下さい。
簡単に言えば、HDDやSSDが壊れてもデータ復旧できるようにしている仕組みです。

ただ作内のナサの説明だと
月の向こう側とデータが同期できない状態で、
司に何かがあって復旧できない(=回復させられない)状態が出ても
どうにかする仕掛けだね。

それが恐らく月の公転周期と同じ27日間、同期が出来ない、
或いは司の意志で同期を妨げた場合の強制回復の仕組みを担ってるんだろうな。
まだナサが不老不死システムを具体的にどうやるかはわからない。

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ナサが気になっていることが一つある。
それは「血を飲ませると少しだけ体力が回復する」ことにいつ気が付いたのか。
司はだいぶ昔から知っていたんだと思うんだけど、それが何きっかけなのかだな。

あとどうして体力回復するのかだな。
不老不死システムなら司を健全な状態に戻そうとする力が働く。
でも、血を飲んだ相手の体力が回復するのは、まだわからない。

血自体に蓬莱の力があるから、一度健全な状態にしようとする力が働くのかな。
司が蓬莱を飲んだ時に身体が燃えたのは、たぶん肉体を正常に戻すための働きなんだろうし。

その作用が、血を飲んだ人間に働くって考える簡単か。
データ同期をおこなうまえに、そのデータの不整合を解消するって感じだろう。


トニカクカワイイ (27) コミック 2024/3/18