悠木碧 2nd Orchestra Concert「ella」 このエントリーをはてなブックマークに追加 悠木碧 2nd Orchestra Concert「ella」

イベント名
悠木碧 2nd Orchestra Concert「ella」


会場
東京芸術劇場

日時
2023/04/02
昼の部 14:30-16:10
夜の部 18:30-20:10

出演者(敬称略)
悠木碧

昼の部
上坂すみれ

夜の部
寿美菜子

セトリ
永遠ラビリンス
ハツジョウジカケラブゲーム
帰る場所があるということ
ビロードの幕
Logicania distance
バナナチョモランマの乱(無修正版)
昼の部 POP TEAM EPIC(上坂すみれ)  夜の部 アンブレラ・アンブレラ(寿美菜子)
Unbreakable
Breakdown
ぐだふわエブリデー

アンコール

死線上の華
ランブリン ハンブリン
リリシニウム・ビブリオラ

感想


約3年半ぶりになった悠木さんのオケコンです。
今回のオケコンに対して、
悠木さんが言われていたのは「応援してきてよかったと思ってもらえるものにしたい」でした。
本当にその通りでした。

悠木さんが前回オケコンをしたのは、2019年でした。
あの時もやっぱりオーケストラが奏でる楽曲がよかった。

前回のオケコンの後から、悠木さんは音楽活動をほとんどされていなかった。
それがあったというのと、彼女を応援してきて、もう8年......弱かな?になっていて、
声優悠木碧のすごさは、普段のアニメ、ゲームだけじゃなくて、音楽面もあるので、
オケコン開催が発表されたときは楽しみでした。

悠木さんの音楽活動を知ってる人は、セトリを見たら気が付くと思いますが、
「永遠ラビリンス」から「ぐだふわエブリデー」と流れる、このセトリはコロムビアに移籍してからリリースした、
楽曲順になっています。
だから、悠木さんの音楽活動の軌跡をなぞる形になっています。

パシフィックフィルハーモニア東京が奏でる一音が、悠木さんが発する声が、
会場の雰囲気と声が作り上げるものが本当に素晴らしかった。

「永遠ラビリンス」って......泣くような楽曲ではないのだけど、悠木さんの声を聴いて、
それだけでこみ上げてくるものがあった。
どの楽曲でも表現されているものが心染みこんでくる。

感動的な楽曲中で扱いに困る楽曲が......いや、全ての感動をぶち壊すやつがいるんですよね。
それが「バナナチョモランマの乱(無修正版)」。
これ......悠木さんのMVの中でもっとも再生されているんですよね。

こんなカオスな曲を、昼の部は上坂すみれさんと、夜の部は寿美菜子さんと、歌ってよりカオスにしていました。
東京芸術劇場で「チョモランマ!」と叫んだ声優はそうそういないです。
盛り上がる、楽しい曲ですよ。
最後にドラが出てきて叩いて、ドラが撤収するんですが、その時にドラと一緒に捌けていく悠木さんがとてもシュール。
「いや、私、ドラですけど?」みたいな空気出してるんだもの。

ゲストのお二人もそれぞれ楽曲披露されて、
上坂すみれさんが言うのはクソアニメ(ポプテピピック)のOPである「POP TEAM EPIC」は、
オケコンで聴くとクソアニメの楽曲とは全く思えない。
また寿美菜子さんが歌われた「アンブレラ・アンブレラ」も今回のオケコンにあった楽曲で素晴らしかった。

悠木さんがずっと言われているのは「音楽活動は、声優が歌う意味」(正確な言葉が違ったらすみません)です。
その意味をある意味、体現したのは「リリシニウム・ビブリオラ」です。
この曲は悠木さんが立ち上げた「キメラプロジェクト」のキャラソンです。
悠木さん含めた7人で歌うことを想定された楽曲。

それを悠木さんは一人で七つの声を操って歌い上げた。
ブレスする度に声が変わる。

今回書いていても意味がわからないんですよね。
でも、「悠木碧すごい!」これなんですよね。

MCパートでの悠木さんは、いつものようなトークで会場を和やかな雰囲気にしてくれます。
声出しが出来たのも大きいですね。
「あおちゃーん!」「かわいいよーー!」と呼びかけたり、
「お水おいしいー?」と定番のもの、「リリシニウム・ビブリオラ」や「バナナチョモランマ」では会場が一体となって盛り上がることができた。
そうそう夜の部はガチのサプライズで、悠木さんの誕生日をお祝いできてよかった。
ゆうきあおいさんじゅういっさい、おめでとうございます。

こうやってみんなでお祝いも出来て、本当によかった。

悠木さんが言っていた「応援してきてよかったと思ってもらえるものにしたい」は、
達成できたと思う。

いわゆるライブコンテンツのような派手な演出があったわけじゃない。
会場全体が熱を持って盛り上がったというのとも違う。
「ella」の公演時間中にあった空気感というのは、温かいものでした。
だからこそ、幸福感に包まれる時間だったと思います。
公演が終わった後「幸せだった」と思えました。

悠木さんから告知がありました、悠木さんの音楽活動はシーズン3に入ります。
これは嬉しいです。
悠木碧名義の曲が増えるのは嬉しい。
そして悠木さんともうちょっとコミュニケーション取ったり、
遊ぶ(イベントかな?)が出来る場を作って言われていたので楽しみにしています。

悠木さん、あなたのことを応援してきて、本当によかった。
あんなに満足と幸福が溢れた時間をありがとうございました。