ハヤテのごとく! 第435話「夢の記憶」

前回の話から時間は大きく巻き戻っています。
作内時間的にはおそらく11年近く前のクリスマス。
三千院帝の邸宅で、ミコノス島の碑文を解読したアテネとそれを聞いている帝。
話の内容からして、王族の庭城への道どうやって開くか。
トリガーは、王玉の所有者の「負の感情の爆発」。
この世界に居たくない。とか、そういう想いが強くなれば開かれる。

じゃあ、問題は、誰を使って開くのか。
候補者の条件は「とびきり不幸」であること。
もうこの時点で、あっ......(察し)。みたいになりますね。

この日はクリスマスイブ。
そんな日なら、深く絶望してる人間ぐらいいるだろう。
帝曰く、クリスマスイブに一人きりで居るヤツは基本的に不幸。
一人きりで家にいるやつばかりじゃないんですよ！
会社で仕事をしていたら、気が付いたらクリスマスイブなんて終わってたなんて
終わってから気づくタイプもあるんですから。
そんな話はともかく、クリスマスイブに不幸にしてるヤツなら、王族の庭城への道を開く候補になるだろうということ。

候補１　貯金残高が1万円の漫画家。
原稿をつまらないとけなしてみる。
→担当に言われるままに描いて自分では納得してない原稿だったので
　納得するものを描くことになった。
後の足橋先生である。

候補2　クリスマスイブに独りぼっちの少女
声を掛けたら将来酒飲みになる姉に蹴り飛ばされ、金を要求される。
この姉妹の話は悲しくなるな......。
作内時間的にはまだ両親がまだいる桂姉妹。
......この時点では「桂」の姓ではないんだよな。

候補3　とにかく不幸な少年
もう言わずもがな綾崎ハヤテだ。

冒頭で今回の話が約11年と書いたのはあまり強い自信はなくて、
けど、コミックス17巻の5話「THE END OF THE WORLD　君が望んだ三千世界」の
ハヤテの回想で、サンタ(帝）から「働け」と言われたのが、クリスマスイブのことだと言われていて、
それ以降の時間が進んでおそらく年を跨いでから、王族の庭城へハヤテが辿り着いている。
王族の庭城への到達が10年前なので、それよりは前だろうということから。
結果的に帝がハヤテを逸材だと見抜いたのは正しく、
王族の庭城への道を開くことになる。

コミックス17-18巻の話を読めばわかるように、王族の庭城に辿り着いたハヤテは
アテネと出会うことになる。
つまりハヤテよりも先にアテネにとって「この世界に居たくない」と思えるほどの出来事が発生して、
王族の庭城への道を開いたことになる。
それはおそらく天王州家の問題、アテネの両親のことだろうか？
コミックス23巻第二話「アイギスの盾」でアテネが
「亡き父と母のため、天王州家を取り戻す」と言っているので
このキッカケになる出来事があって、アテネは一足先に王族の庭城へ辿り着いたと考えると筋が通るのかな？

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